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業績Performance

学術記録開示

筑波大学小児外科の学術活動の詳細をご覧いただけます。
各年ごとに“発表論文”、“著書”、“学会発表”、“講演”などの実績を開示しています。


学術記録 2011年

学術記録 2012年

学術記録 2013年

学術記録 2014年

学術記録 2015年

学術記録 2016年

学術記録 2017年

学術記録 2018年

学術記録 2019年

学術記録 2020年


筑波大学小児外科は、理化学研究所マイクロバイオーム研究チーム、東京大学小児外科との共同研究で、細菌叢解析による小児急性虫垂炎の病因解明に関する研究を行っています。急性虫垂炎は小児の腹部救急疾患で最も多い疾患の一つですが、その原因は未だ解明されていません。今回私たちは、急性虫垂炎に罹患されたお子さんの唾液と便において、Fusobacterium属の細菌が健康なお子さんの唾液と便に比べて有意に増加していることを明らかにしました。 Fusobacterium属は、近年、急性虫垂炎の患者さんの虫垂内腔で増加していることや、虫垂の粘膜下への侵入像などが報告されており、急性虫垂炎の発症や増悪に重要な役割を果たしていることが疑われている細菌です。今回の研究結果から、口腔内のFusobacterium属が何らかのメカニズムにより腸管内に迷入し、虫垂炎を引き起こすという新たな病因仮説が示唆されました。本研究結果は、Journal of Microbiology, Immunology, & Infection誌に掲載されました。(Aiyoshi T, et al. J Microbiol Immunol Infect. 2023 Mar 21:S1684-1182(23)00074-9. doi: 10.1016/j.jmii.2023.03.006.)


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