プロジェクト
1.生活習慣病の危険因子の探索
大規模疫学研究(コホート研究など)を共同運営し、その収集データを統計解析することにより、生活習慣病の発病要因の疫学的解明に取り組んでいます。
2.生活習慣病予防対策
地域社会における生活習慣や環境要因の特徴に応じた効果的な予防対策の開発に取り組んでいます。小中学生を対象とした健康副読本を製作し、学校教育を通した健康増進にも取り組んでいます。
協和町 脳卒中半減対策のあゆみ(事業説明・動画)筑西市電子図書館 小学生版健康副読本(平成26年度版)
3.地域分析・政策評価
特定健診、医療レセプトのデータやKDBデータなどを用いて、地域における健康課題の把握や健康政策の評価に取り組んでいます。
活動地域・共同研究
地域・職域における予防・研究活動
1.茨城県筑西市、桜川市(旧・岩瀬町)
循環器疾患を中心とする生活習慣病の予防を目的として、管轄保健所や医師会などとの協力のもとに疫学調査の実施や予防活動に参画し、予防対策の評価を行っています。循環器健診の方式や健康教育の方法は、県下の保健行政への応用へと発展しています。
筑西市における研究の実施について2.秋田県井川町・大阪府八尾市
近畿大学や大阪健康安全基盤研究所などと共同して、脳卒中や心疾患の予防対策事業に参画しています。
国内共同研究
1.Circulatory Risk in Communities Study(CIRCS)
地域(大阪近郊、秋田、高知、茨城)、職域約1万2千人を対象とした横断研究・コホート研究を中心に、循環器疾患の発症および発症要因(身体的危険因子、生活習慣)の研究を共同で進めています。
共同研究機関:近畿大学、大阪健康安全基盤研究所、順天堂大学 ほか
詳細(近畿大学医学部公衆衛生学教室ホームページ)3.多目的コホート研究(JPHC研究)
全国11保健所管内の10万人の追跡調査に参画し、生活習慣とがんや循環器疾患などの生活習慣病の発症に関する研究を、国立がん研究センター・国立循環器病研究センター等と共同で進めています。
詳細(国立がん研究センターのページ)4.次世代多目的コホート研究(JPHC-NEXT研究)
全国約11万人の追跡調査に参画し、生活習慣や体質などと、がん、循環器疾患、認知症などの生活習慣病発症との関連を、国立がん研究センター等と共同で進めています。筑西市での調査を担当しています。
詳細(国立がん研究センターのページ)個人情報の取り扱いに関わる公開項目
研究責任者・分担者 山岸良匡
連絡先/利用する者の範囲
国際共同研究
1.ミネソタ大学
日本人が米国人に比べて脳卒中が多く、心筋梗塞が少ない背景を探るため、血清脂質、血圧、喫煙状況の差に加え、血液凝固線溶系や遺伝的要因の相違について研究を進めています(Folsom AR教授との共同研究)。
また、地域における循環器疾患の予防対策の実施方法や評価について、日米の文化の相違を踏まえた共同研究も進めています(Jacobs D Jr教授との共同研究)。
2.ハーバード大学
栄養摂取と循環器疾患、特に脳卒中発症との関連を、ハーバード大学のNurses' Health Study(米国看護師10万人の追跡調査)と日本人住民5千人の追跡調査を用いて研究しています(Willett C教授、Stampfer M教授との共同研究)。
さらに、睡眠障害や交代勤務に伴うサーカディアンリズムの乱れと、免疫能、循環器疾患との関連についての研究も進めています(Czeisler CA教授との共同研究)。
3.オックスフォード大学
脳卒中発症要因に関する大規模コホート研究のメタアナリシス(約100万人のデータをプール解析)に参画しています。多数例を対象とすることで、血圧、喫煙、アルコール摂取、血清総コレステロールなどの危険因子と脳卒中発症との関連を、性別、年齢別、他の危険因子区分別に詳細に分析することが可能になります(Peto教授らとの共同研究)。