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最終更新日
2025年 12月 8日 (月)



研究室紹介パンフレット
(令和2年度版)




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大学院教育企画評価室


博士課程:筑波大学大学院 人間総合科学研究科 生命システム医学専攻

修士課程:筑波大学大学院 人間総合科学研究科 フロンティア医科学専攻

学部:筑波大学 医学群 医療科学類

学部:筑波大学 生物学類 人間生物コース

  

筑波大学 医学医療系 生命医科学域

分子発生生物学研究室 (小林研究室)  

 当研究室では、発生生物学の謎を遺伝子レベルで解くことを目指しています。着目点は遺伝子発現です。遺伝子発現は、発生・細胞分化・病気・老化などあらゆる生命現象の根本です。2〜3万の遺伝子のオンオフの組み合わせで、多種多様の生命現象のバリエーションを奏でます。私たちは、さまざまな生命現象における遺伝子発現の、動物レベルの働きから遺伝子レベルのメカニズムまで解明し、生命が「生きる」源を理解したいと思っています。

「細胞分化の運命決定のしくみ」や「ストレス応答のしくみと働き」の研究

 具体的には、「細胞分化の運命決定のしくみ」や「ストレス応答のしくみと働き」の研究を行っています。「細胞分化の運命決定」は、謎がいっぱいです。研究しやすい血球分化(造血発生)を採り上げ、遺伝子発現制御(転写制御)、特にエピジェネティクス制御に注目して解明を目指しています。「ストレス応答」は、健康や創薬にも重要です。ストレスセンサーの同定、ストレス応答破綻による病態、ストレス応答機構の発生・老化と進化、などが研究課題です。対象は主に酸化ストレスですが、小胞体ストレスなど内在性の細胞ストレスにも注目しています。最近では、酸化ストレスや細胞ストレスの制御が悪い面ばかりではなく、細胞分化や発生にも重要であることが話題となっています。

分子生物学や細胞生物学、生化学的手法を基本としつつ、ゼブラフィッシュの活用を戦略とします。ゼブラフィッシュは発生学でメジャーなモデル脊椎動物で、経済面・倫理面でマウスと比べ有利です。利点は、遺伝学、遺伝子ノックダウンや過剰発現、バイオイメージングやケミカルバイオロジーの手法が簡便に行えることです。進化学やゲノム学的考察にも役立ちます。当研究室では、独自に開発した突然変異ゼブラフィッシュ系統やCRISPR-Cas9法による遺伝子ノックアウト/ノックイン系統、GFPレポーターフィッシュなどのトランスジェニック系統、蛍光プローブの活用を武器としています。造血発生や臓器形成などの発生生物学はもちろん、酸化ストレスや細胞ストレスの研究、食品成分と老化の研究、学習記憶の研究にも活用しています。最近ではヒト疾患や環境毒性のモデル動物としての活用も開始しています。

左:血管がGFP発光するトランスジェニックゼブラフィッシュ(2.5日胚)

右:1.5日胚 明視野

所属院生・学生: 大学院 人間総合科学学術院 医学学位プログラム(博士)、ヒューマンバイオロジー学位プログラム(博士)、フロンティア医科学学位プログラム(修士)、医療科学類(学部)、生物学類人間生物コース(学部)、医学類新医学専攻(学部)、医学類研究室演習(学部)、他大学外研生(学部)

 News!

・2025/12/8 HUTECH大のNguyen先生との共同研究論文がTransgenic Res誌に掲載されました。

・2025/12/4 博士課程・隋の論文がEnviron Toxicol Chem誌に掲載されました。

・2025/12/3-5 第48回日本分子生物学会年会@横浜で、博士課程の隋、HBP院生の小保方が発表しました。

・2025/11/17-18 第11回ゼブラフィッシュ・メダカ創薬研究会@浜松で博士課程の隋、卒研生の小林穂が発表しました。

・2025/11/7 東京大・加納純子先生をお招きしてご講演いただきました。

・2025/11/3-5 第98回日本生化学会大会@京都で博士課程の隋が発表しました。

・2025/11/1-2 第3回赤血球研究シンポジウム@大阪で、博士課程の隋、学部生の佐藤祐が発表しました。

・2025/10/7-10 第54内藤コンファレンス@札幌で、HBP院生の小保方が発表しました。

・2025/10/2-3 筑波会議2025@つくばで、博士課程の隋、HBP院生の小保方、修士課程の権と内藤、卒研生の小林穂が発表しました。

・2025/9/1-2 第31回小型魚類研究会@東京で、HBP院生の小保方、修士課程の仲野と権、修士課程の佐藤綾、卒研生の小林穂が発表しました。

・2025/8/29 日本農芸化学会関東支部2025年度大会@つくばで、卒研生の小林穂が発表しました。

・2025/8/8 医科学棟改修のため、ラボを4A棟に一時移転しました。

・2025/8/4 HUTECH大のNguyen先生とLuan先生との共同研究論文がAquaculture Int誌に掲載されました。Nguyen先生は卒業生です。

  過去News

筑波大学 医学医療系 分子発生生物学研究室
医科学棟 1F

〒305-8575 茨城県つくば市天王台1-1-1

小林 麻己人

  

E-mail : makobayash@md.tsukuba.ac.jp

注意!@は全角になっています。半角に打ち直してメールしてください

人間生物学コース