研究内容 − 精神保健グループ



筑波大学 医学医療系 Faculty of Medicine


精神保健グループ
Group of Mental Health

研究内容

研究の柱として以下の領域があげられます。

(1)司法精神医学 
 茨城県内の事例をはじめ全国の多数の精神鑑定例を扱い、司法的ニーズに応えるとともに、各種犯罪の原因、供述心理、責任能力判定について研究している。

(2)地域精神保健 
 県内の特定地域の住民を対象として、性格・生活習慣などが心身状態に及ぼす影響について縦断的に調査した。高齢者、アルコール依存者等を対象とする「におい」を指標とした認知心理学的研究を行っている。

(3)物質乱用 
 アルコール、タバコ、薬物の乱用に関して精神医学的、行動心理学的視点から研究している。薬物依存者回復施設DARCにて、心理教育プログラムの導入、回復過程の多次元的研究、家族研究を行っている。

(4)精神機能の評価法 
 心理検査および表情の認知心理学的分析の開発、改良

(5)災害精神医学
 東海村臨界事故の地域住民への精神医学的ケアの実践と研究を行っている。

(6)地域のこども虐待防止と被虐待児への心理療法の実践
 茨城県内のこども虐待防止のためのネットワーク構築に参画し、児童養護施設でのプレイセラピー、心理療法、集団精神療法を行っている。

(7)PTSD研究 
 とくに性的被害者のPTSDについて、武蔵野女子大学等と連携をとりながら、研究を進めている。