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「つくばブレインサイエンス協会」ホームページ

つくばブレインサイエンス協会(TBSA)では、毎月、神経科学をテーマにセミナーを行っております。
医学、生物学、心理学、工学といった幅広い分野から専門の先生方をお招きし、最先端の内容を他の分野の方々にもわかりやすく解説していただいております。
セミナーは無料で公開されていますので、どなたでもご自由にご参加いただけます。
なお、このセミナーは筑波大学大学院修士課程フロンティア医科学専攻との共催です。

TBSA定例会のお知らせTBSA定例会のお知らせ

 
 第230回つくばブレインサイエンス・セミナー (2016年度10月定例会)
日時
2016年10月11日(火)18時より
場所
筑波大学・医学エリア・健康医科学イノベーション棟8階講堂
バスご利用の方は『筑波大学病院入り口』または『追越学生宿舎前』で下車してください。
演題
『オレキシンによる覚醒と行動の制御機構』
演者
櫻井 武 先生
(筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構・筑波大学医学医療系)
要旨
オレキシンは「摂食中枢」とされる視床下部外側野およびその近傍に局在するニューロン群によって特異的に産生される神経ペプチドである。オレキシンニューロンの後天的脱落により、ナルコレプシーの表現型がおこる。オレキシン産生ニューロンの軸索は、著しく分枝しつつきわめて広範な領域に投射する。特に強く投射する部位には、脳幹の睡眠・覚醒制御に関わるモノアミン作動性神経の起始核などに見られる。オレキシンは視床下部に集約されたさまざまな情報をもとに脳幹に存在するこれらのモノアミン・コリン作動性神経を制御することによって睡眠・覚醒に影響をおよぼしていると考えられる。ウィルベクターを用いた入力系の解析によりオレキシン産生ニューロンは、扁桃体、分界条床核などの大脳辺縁系や側坐核、視索前野のGABA作動性神経、視床下部室傍核などからの入力をうけていることが明らかになっている。このような入力系により、オレキシン産生ニューロンは顕著な情動的状況やストレス下、報酬系が発動する状況など、覚醒が必要なときに興奮し、脳幹のモノアミン神経やコリン作動性ニューロンの適切な活動を支えていると考えられる。一方で、大脳辺縁系とオレキシンニューロンとの関連は、不安がオレキシンニューロンを介して覚醒を高めることが、不眠の背景にある過覚醒のメカニズムに関わっている可能性を示唆している。実際に、最近、オレキシン受容体拮抗薬は不眠症治療薬として上市されている。また、近年、光遺伝学をもちいた研究によりオレキシンニューロンの出力系の機能が、投射先ごとに明らかになるとともに、オレキシン系がノンレム睡眠やレム睡眠のゲーティングのほか、情動記憶にも強く関与していることが明らかになってきている。

交通アクセス交通アクセス(筑波大学・医学エリアでの開催の場合)


 つくばエクスプレス TX秋葉原駅 つくば駅 ―<関東鉄道バス> 筑波大学病院入り口または追越学生宿舎前下車 
 JR常磐線 JR上野駅 荒川沖駅 ―<関東鉄道バス> つくばセンター 筑波大学病院入り口または追越学生宿舎前下車
 高速バス 東京駅八重洲南口 つくばセンター ―<関東鉄道バス> 筑波大学病院入り口または追越学生宿舎前下車
(他に羽田空港、成田空港からの高速バスもございます)
 お車でお越しの場合 東京他各地 ―<常磐自動車道> 桜土浦IC ―<R354> 大角豆交差点を右折 ―<東大通り> ―<北大通り> 筑波看護専門学校の交差点で右折 筑波大学・医学エリア

ナビゲーション

お問い合わせ先

〒305-8577
茨城県つくば市天王台1-1-1

筑波大学 医学医療系 TBSA 事務局
(代表:志賀 隆)

tshiga@md.tsukuba.ac.jp

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