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「つくばブレインサイエンス協会」ホームページ

つくばブレインサイエンス協会(TBSA)では、毎月、神経科学をテーマにセミナーを行っております。
医学、生物学、心理学、工学といった幅広い分野から専門の先生方をお招きし、最先端の内容を他の分野の方々にもわかりやすく解説していただいております。
セミナーは無料で公開されていますので、どなたでもご自由にご参加いただけます。
なお、このセミナーは筑波大学大学院修士課程フロンティア医科学専攻との共催であり,同専攻の講義科目:医科学セミナーⅠ(ブレインサイエンス)を兼ねます。

Recently Updated (2017. 4. 7)
歴代演者御氏名の一覧表をアップしました。ご覧いただければ幸いです

TBSA定例会のお知らせTBSA定例会のお知らせ

 
 第253回つくばブレインサイエンス・セミナー (2019年11月開催)
          
日時
2019年11月19日(火)18時より
場所
筑波大学・医学エリア・健康医科学イノベーション棟8階講堂
バスご利用の方は『筑波大学病院入り口』または『追越学生宿舎前』で下車してください.
演題
『ショウジョウバエから考察する記憶回路』
演者
齊藤 実(Minoru Saitoh)先生
(東京都医学総合研究所・学習記憶プロジェクト)

要旨
 ショウジョウバエは哺乳類とは全く異なる形態の脳を持っているが、回路構成の簡便性と効率的な遺伝学的操作とを併せることで、記憶回路を同定し、その動作原理を分子・シナプスレベルで理解する上で優位性を有している。今回は我々がショウジョウバエで見出したドーパミン (DA) 伝達の記憶回路における新たな動作原理についてお話しする。
 ショウジョウバエにおいてもDAは学習の強化シグナルとされている。しかしながらDAによる強化のシナプス・細胞レベルでの実体は不明な点が多い。我々は単離培養脳でのイメージング解析により、記憶中枢キノコ体(Mushroom Body, MB)の神経細胞と、MBに投射するDA神経細胞、匂い情報入力経路、体性感覚上行経路で構成される匂い記憶回路の動作機序を調べた。
 匂い条件刺激(CS)と嫌悪性無条件刺激(US)を組み合わせた嫌悪性匂い連合学習では、MBに投射するDA神経細胞が体性感覚上行経路からのUS情報をMBに伝達することで、匂いCS情報に対する学習を強化するとされている。しかし我々はUS経路だけで無く、CS経路とUS経路からの入力を同期して受け取ったMB神経細胞が、逆行性にDA放出を誘導する新規のDA放出様式を見出した。
 DA神経細胞は多数の放出部位を持ち、古典的なシナプス伝達の様式に則って多数の後シナプス細胞に対して拡散性にDAを放出するvolume transmissionを行うと考えられている。しかしシナプス後MB細胞に誘導される、所謂DAオンデマンド伝達は、同期入力を受けたMB神経細胞に対して局所的に起こり、DA神経細胞の神経活動を必ずしも必要としない。またDA放出に必要なCa2+は外部からのCa2+流入では無く、細胞内Ca2+貯蔵庫からのCa2+放出に依るなど古典的なシナプス伝達とは全く異なる機構であることが分かった。本セミナーではオンデマンド伝達を誘導する逆行性シグナルは何か?これに相当するDA放出がin vivoでも起こるのか?DAでなければ嫌悪性US情報はどのようにしてMBに伝達されるのか?などについて紹介する。

交通アクセス交通アクセス(筑波大学・医学エリアでの開催の場合)


 つくばエクスプレス TX秋葉原駅 つくば駅 ―<関東鉄道バス> 筑波大学病院入り口または追越学生宿舎前下車 
 JR常磐線 JR上野駅 荒川沖駅 ―<関東鉄道バス> つくばセンター 筑波大学病院入り口または追越学生宿舎前下車
 高速バス 東京駅八重洲南口 つくばセンター ―<関東鉄道バス> 筑波大学病院入り口または追越学生宿舎前下車
(他に羽田空港、成田空港からの高速バスもございます)
 お車でお越しの場合 東京他各地 ―<常磐自動車道> 桜土浦IC ―<R354> 大角豆交差点を右折 ―<東大通り> ―<北大通り> 筑波看護専門学校の交差点で右折 筑波大学・医学エリア

会場ご案内会場ご案内(筑波大学・健康医科学イノベーション棟での開催の場合)

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代表:筑波大学 医学医療系
設楽 宗孝
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