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「つくばブレインサイエンス協会」ホームページ

つくばブレインサイエンス協会(TBSA)では、毎月、神経科学をテーマにセミナーを行っております。
医学、生物学、心理学、工学といった幅広い分野から専門の先生方をお招きし、最先端の内容を他の分野の方々にもわかりやすく解説していただいております。
セミナーは無料で公開されていますので、どなたでもご自由にご参加いただけます。
なお、このセミナーは筑波大学大学院修士課程フロンティア医科学専攻との共催です。

Recently Updated (2017. 4. 7)
歴代演者御氏名の一覧表をアップしました。ご覧いただければ幸いです

TBSA定例会のお知らせTBSA定例会のお知らせ

 
 第246回つくばブレインサイエンス・セミナー
          
日時
2018年11月20日(火)18時よ
場所
筑波大学・医学エリア・健康医科学イノベーション棟8階講堂
バスご利用の方は『筑波大学病院入り口』または『追越学生宿舎前』で下車してください。
演題
『なぜパーキンソン病のレビー小体は高度にリン酸化されているか』
演者
荒若 繁樹(Shigeki Arawaka)先生  
(大阪医科大学内科学IV教室脳神経内科)
要旨
 パーキンソン病は、黒質線条体系ドパミン神経細胞の脱落と、レビー小体と呼ばれる神経細胞質内異常凝集体の出現によって特徴づけられる。パーキンソン病の病態を理解するためには、レビー小体の形成とドパミン神経細胞の変性メカニズムを明らかにしなくてはならない。レビー小体は、αシヌクレインの凝集物である。レビー小体として沈着しているαシヌクレインは、ほとんどがSer129残基でリン酸化されている。一方、正常脳のαシヌクレインは、ごくわずかしかリン酸化されていない。この乖離は、αシヌクレインのリン酸化が病的イベントとして生じることを示している。
 Ser129のリン酸化反応はどのような役割を担っているのだろうか。この疑問について、1)リン酸化に寄与するキナーゼ、2)リン酸化がαシヌクレインの機能に及ぼす影響、3)リン酸を亢進させる刺激とメカニズム、4)リン酸化がαシヌクレインの分解代謝に及ぼす影響、5)リン酸化がαシヌクレインの凝集体形成に及ぼす影響、6)リン酸化がαシヌクレインの神経毒性に及ぼす影響の点から解析した。私たちは、Gタンパク質共役型受容体キナーゼ5(GRK5)がαシヌクレインのリン酸化に寄与する酵素のひとつであることを見出した。この研究を起点として、上記疑問について研究を行ってきた。これらの解析結果を紹介し、ミトコンドリア障害、細胞内カルシウム濃度、αシヌクレインのリン酸化のクロストークについての研究結果を提示する。リン酸化されたαシヌクレインは、プロテアソーム分解系に送られ、この反応はライソゾーム分解系を補完するように働く。αシヌクレインのリン酸化レベルは、リン酸化反応とリン酸化分子の分解によるバランスによってタイトに制御されている。このバランスが崩れる状態が、αシヌクレイン凝集体における高度リン酸化に関係していると思われる。さらに、リン酸化を標的とした治療法の有効性について考える。

交通アクセス交通アクセス(筑波大学・医学エリアでの開催の場合)


 つくばエクスプレス TX秋葉原駅 つくば駅 ―<関東鉄道バス> 筑波大学病院入り口または追越学生宿舎前下車 
 JR常磐線 JR上野駅 荒川沖駅 ―<関東鉄道バス> つくばセンター 筑波大学病院入り口または追越学生宿舎前下車
 高速バス 東京駅八重洲南口 つくばセンター ―<関東鉄道バス> 筑波大学病院入り口または追越学生宿舎前下車
(他に羽田空港、成田空港からの高速バスもございます)
 お車でお越しの場合 東京他各地 ―<常磐自動車道> 桜土浦IC ―<R354> 大角豆交差点を右折 ―<東大通り> ―<北大通り> 筑波看護専門学校の交差点で右折 筑波大学・医学エリア

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