A02班「脳の発達生理機能の研究」の公募要領
(班長:大阪大学・大学院医学系研究科・高次神経医学部門 津本忠治)
 
 脳の発生・発達は初期・中期の主に遺伝情報に基づいて形成されるプロセスと、中期・後期の入力や神経活動の影響を受けて発達するプロセスに分けられる。本研究班は、後者のプロセス及びそのように神経活動によって変化するメカニズムの解明を主な目的の一つとしているが、その基礎にあるチャネル、シナプス、シナプス受容体、さらには神経回路網の発達にともなう機能的及び形態的変化を対象とし、さらにヒトの脳機能発達の研究をも含めて、広く神経系発達のメカニズム解明を目指している。