独立行政法人国立病院機構 水戸医療センター
●医長あいさつ
患者さんに喜んでもらえるように一緒に頑張りましょう。
●病院・研修の特色
当院には耳鼻咽喉科のすべての範囲の患者がいらっしゃいますが、その中でも頭頸部腫瘍が多く入院患者の多数を占めております。そのため頭頸部腫瘍の手術も多く、再建手術では形成外科や消化器外科と合同で手術を行います。
また三次救急指定病院のためいろいろな症例を経験することができ、さらに他科との連携が強いため、耳鼻咽喉科領域以外の内容でも相談しやすい病院だと思います。
●経験できる疾患・手術・検査など
1)頭頸部腫瘍
頭頸部癌は原発部位が多彩で部位ごとに治療法が異なりますが、口腔癌では手術治療を、咽頭・喉頭癌では化学療法併用放射線治療を第一選択とし、ガイドラインに従いながらも、年齢、疾患の進行度や患者さんの希望も尊重し、柔軟な対応を心がけております。筑波大学病院に遜色ない症例数で、甲状腺や唾液腺の腫瘍にも対応しております。
2)内視鏡下鼻科手術
副鼻腔炎の手術はほぼ全例を本法で行います。
3)内耳性難聴、めまい
めまいについては当科が初診担当を務め、診断に応じて各科への振り分けを行うといった総合診療科的な役割も担っております。ビデオ眼振計が導入され、より正確な小脳・脳幹と末梢前庭機能の評価が可能となりました。
4)嚥下障害
栄養サポートチームと行う週1回の嚥下外来を中心とした嚥下・摂食機能評価、嚥下指導と誤嚥防止手術を行います。 その他顔面神経麻痺などの末梢神経疾患、アレルギー疾患なども扱っておりますが、マンパワーの問題などもあり、現在のところ小児耳鼻咽喉科手術、側頭骨手術、睡眠時無呼吸、花粉症に対する舌下免疫療法は行っておりません。
●待遇
学会参加可、保育所有り、宿舎有り、住宅手当有り、当直2〜3回/月