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臨床研究「肺がんの遺伝子異常、分子標的、薬剤感受性を予測する、組織形態、バイオマーカーの探索」について

臨床研究「ゲノム解析に基づく肺がんの発生・進展の分子機構の解明」について

 
 筑波大学附属病院病理診断科では、標題の臨床研究を実施しております。
 本研究の概要は以下のとおりです。
 

① 研究の目的
  ヒト肺がん細胞における変異、欠失、増幅、過メチル化等、体細胞レベルで生じたゲノム異常と遺伝子発現変動を解析し、それらを臨床病理学的情報と対比検討することで肺がんの発生・進展の分子機構及び特性を遺伝子レベルで明らかにすることを目的として研究を行っています。
② 研究対象者

20095月〜20175月までに肺癌に対する手術治療を受け、「診療で採取した組織、血液をつくばヒト組織バイオバンクセンターで保管することについてのお願い」(20169月以降)、及び「筑波大学附属病院で診療を受けられる患者さんへ」(20169月以前)により同意の得られた患者様

③ 研究期間:倫理委員会承認後〜 2025年 3
④ 研究の方法
  これらの組織等は代表研究施設である国立がん研究センター研究所ゲノム生物学分野へと送付して、ゲノム解析が行われます。抽出されたDNARNA・蛋白質あるいは代謝産物を用いて、肺がん細胞における変異、欠失、増幅、過メチル化等のゲノム異常や遺伝子・代謝産物の発現動態が解析されます。具体的にはアレイCGH等を利用したゲノム異常領域の検出、高速シークエンサを用いたゲノムDNARNAシークエンス法による遺伝子の変異、過メチル化等の検出、DNAチップ、RT-PCR法、モレキュラーカウンティング法、ウエスタンブロット法、免疫染色法等による遺伝子融合・発現動態の解析等が行われ、その結果は臨床病理学的情報と統合されます。
⑤ 試料・情報の項目(具体的に記載すること)
疾患名、年齢、性別、病期、病理診断、病理標本画像またはスライド
⑥ 試料・情報の管理について責任を有する者
  筑波大学医学医療系診断病理 研究責任者 教授 松原大祐
⑦ 本研究への参加を希望されない場合
患者さんやご家族(ご遺族)が本研究への参加を希望されず、試料・情報の利用又は提供の停止を希望される場合は、下記の問い合わせ先へご連絡ください。すでに研究結果が公表されている場合など、ご希望に添えない場合もございます。
⑧ 問い合わせ連絡先

筑波大学附属病院:〒305-8576 茨城県つくば市天久保 2-1-1
所属・担当者名:病理診断科 松原大祐
電話:029-853-3150(月・水・木9:0015:00)

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