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臨床研究「悪性リンパ腫、特に血管内大細胞型B細胞リンパ腫に関する臨床研究」

筑波大学・病理診断研究室では、悪性リンパ腫の機序解明や関連するバイオマーカーを探索するために、産業技術総合研究所 創薬基盤研究部門と共同で基礎医学研究を実施しております。悪性リンパ腫の中でも我々は特異な増殖態度をとる血管内大細胞型B細胞リンパ腫 (Intravascular large B-cell lymphoma, 以下IVL)に着目しています。 本研究の概要は以下のとおりです。
 
1.研究の目的
 

近年,各悪性腫瘍に関する遺伝子変異や発現分子に関する解析がすすみ、それら異常分子をターゲットとする治療が開発されてきています。一方で、IVLに関する発現分子を検討した研究は乏しく、IVLをターゲットとした診断法や治療法も確立されていません。そこで、今回悪性リンパ腫、特にIVLにおける発現分子に関する研究を行うこととしました。この研究により新たな診断法や治療法の開発が期待されます。

 
 
2.研究対象者
199641日から2016831日までに当院で悪性リンパ腫を疑われ、生検あるいは手術を行われた患者さん。
 
3. 研究期間
倫理審査委員会承認後から2030331日まで。
 
4. 研究の方法
悪性リンパ腫の悪性リンパ腫を疑われ、生検あるいは手術を行われた患者さんで、病理診断後、残余の検体の一部を使用します。検体の一部は産業技術総合研究所 創薬基盤研究部門へ提供し同部が保有する特殊な技術を用いて解析します。
具体的な試料の流れは下図の通りです。

松岡オプトアウト図


5.試料・情報の項目
生検や手術の際に得られた組織の余剰分、検査データ、診療記録。通常の検査を行い組織診断を行う際に必要のない検体を使用するため,この研究により過剰に組織を採取することはありません。
 
6.試料・情報の第三者への提供について
生検や手術の際に得られた組織から抽出したサンプルは産業技術総合研究所 創薬基盤研究部門へ提供されます。サンプルは当院の研究者が直接産総研へ持って行きます。検査データや診療記録の提供は行いません。
 
7.試料・情報の管理について責任を有する者
(1) 筑波大学・医学医療系・診断病理研究室
305-0005 茨城県つくば市天久保2丁目1
研究責任者名:野口 雅之
 (2) 国立研究開発法人 産業技術総合研究所 創薬基盤研究部門
305-0045 茨城県つくば市梅園1丁目1
研究責任者名:久野 敦
 
8.研究機関名および研究責任者名
(1) 筑波大学・医学医療系・診断病理研究室
305-0005 茨城県つくば市天久保2丁目1
施設代表者名:野口 雅之
 (2) 国立研究開発法人 産業技術総合研究所 創薬基盤研究部門
305-0045 茨城県つくば市梅園1丁目1
施設代表者名:久野 敦
 
9.本研究への参加を希望されない場合
患者さんやご家族(ご遺族)が本研究への参加を希望されず、試料・情報の利用又は提供の停止を希望される場合は、下記の問い合わせ先へご連絡ください。すでに研究結果が公表されている場合など、ご希望に添えない場合もございます。
 
0.問い合わせ

研究の説明の中でわからない言葉や質問がありましたら何でも遠慮せずにお話しください。
問い合わせ連絡先
305-8575
つくば市天王台1-1-1 筑波大学・医学医療系 診断病理研究室
Tel/Fax029-853-3350 対応可能時間:「平日9~17時」
担当:松岡 亮太

研究責任者:野口 雅之

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