プログラムリーダー挨拶

未来を創る看護の力―科学と心をつなぐ学びへ

看護科学学位プログラムのホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

変革する医療と看護の可能性

世界は急速に変化しています。AI 技術の進展、個別化医療の広がり、健康観の多様化―こうした時代に看護の可能性は広がり続けています。
「人を診る」から「人生全体を支える」へ。「Cure(治療)」から「Care(ケア)」へのシフトは、看護が大切にしてきた本質です。本プログラムでは、この価値を科学的に探究し、革新的な実践へと発展させます。

あなたの「問い」が看護の未来を拓く

本プログラムの特徴は、「なぜ?」という問いを大切にする環境です。臨床での気づきや社会の健康課題への疑問こそが、看護科学を進化させる原動力となります。

博士前期課程では、その「問い」を科学的に探究する基礎を築きます。研究基礎課程で研究方法論を体系的に学ぶとともに、助産師養成課程ではエビデンスと実践を融合した高度な専門性を培います。個々の関心に応じた指導で、あなたの問いを深めていきます。

博士後期課程では、看護科学に新たな地平をもたらす研究へと発展させます。国際学会での発表や英語論文の執筆を通じて、グローバルな視点を養います。

多様な活躍の場へ

本プログラムの修了生たちは、様々な領域で活躍しています。

  • ・教育機関で次世代の看護者を育成する研究者・教育者
  • ・科学的根拠に基づく質の高い助産ケアを提供する助産師
  • ・高度な専門的ケアを提供する実践家
  • ・医療・保健・福祉施設のリーダー
  • ・国内外で看護科学の発展に貢献する研究者

修了生の研究は、健康と生活の質向上に貢献しています。

  • ・保健医療福祉の連携システムの構築
  • ・ライフステージに応じた健康支援モデルの開発
  • ・多様なニーズを持つ人々への革新的看護アプローチ
  • ・最新技術を活用した看護実践の質向上
学びを支える環境

筑波大学の環境は、あなたの可能性を広げます。

  • ・多様な学術資源:看護科学分野の電子ジャーナル・データベース
  • ・学際的ネットワーク:多様な分野の専門家との協働機会
  • ・臨床と研究の架け橋:医療機関との連携による学びの場
  • ・国際的研究交流:海外大学との共同研究機会

同じ志を持つ仲間との出会いも、かけがえのない財産となるでしょう。

あなたの一歩が、看護の未来を変える

「科学的な看護実践を探究したい」
「臨床での問いを研究として深めたい」
「国際的な視野で看護を発展させたい」
そんな思いを持つあなたに、本プログラムの扉は開かれています。
看護は、科学と心を結ぶ力です。その力を磨き、人々の健康と幸福に貢献できる専門家として成長する旅―その第一歩を、私たちと共に踏み出しませんか?
熱意あふれるあなたとの出会いを楽しみにしています。

看護科学学位プログラムリーダー
柴山 大賀