FAQ

よくある質問

共通

Q1 他学群・他学類の授業は受講できますか?

時間的に可能な限り、受講できます。ただし、受講を可とする学群、学類や学年を定めている科目もあります。なお、筑波大学は東京ドーム55個分の広大なキャンパスを持つので、移動に時間が取られる場合があり、注意が必要です。

Q2 単位について教えてください。

単位とは、授業科目の修得に必要な学修量を計る基準となるものです。大学で開講している授業科目にはそれぞれ単位数が定められ、この単位を修得するためには、所定の時間を学修し、試験その他の方法により合格と判定されなければなりません。卒業の判定は、この単位数に基づき決定されます。卒業に必要な単位は、医学類では6年間で200単位、看護学類では4年間で124単位(保健師コースは129単位)、医療科学類では4年間で124単位となっており、在学期間内で余裕を持って修得できるようにカリキュラムが作られています。

Q3 ケア・コロキウムとは何ですか?

この科目は総合大学である本学の利点を生かした特徴的なものとなっています。医学群の3学類の学生だけではなく、人間学類のように他学類で医療・福祉に関連した科目を学ぶ学生たちにも門戸を開いており、実際のケースのシナリオについて、多種専攻学生で構成されたグループで討論をする体験から、幅広い視点でチーム医療を学ぶことができます。

Q4 サークル活動やアルバイトは可能ですか?

講義から学べない貴重な体験を、サークル活動から得ることができます。様々な文化系 / 体育系 ・全学系 / 医学系のサークルがあり、学生の多くは、サークル活動と学業を両立させています。アルバイトや地域のボランティア活動も積極的に行っています。

ケア・コロキウム
〜よりよいケアを提供するために〜ケア・コロキウムにおける3学類及び東京理科大学薬学部の学生の討論

医学類

Q1 筑波大学医学類の特徴のある教育方針や設備について教えてください。

将来、臨床医、医学研究者、医療行政等の先端で広く活躍できる、日本のリーダーとなるべき人材の育成を目的としています。問題を抽出し科学的に考え、患者の立場に立てる臨床医、また癌や脳の疾患、感染症などの病気の機序を解明し臨床現場にフィードバックすることを目的とした基礎医学研究を推進する研究者、社会医学に貢献できる医師の養成を目指し、PBLテュートリアル、クリニカル・クラークシップを中心にカリキュラムが組まれているのが特徴です。 PBLテュートリアルは、少人数教育で、課題について学生が議論、調査して解決していきます。また、医学教育を統括する部署(PCME) は、教育を科学的に推進するユニークな部門であり、教育の推進を担っています。設備は、教育効果をあげるために適宜刷新しており、医学教育としては日本のトップレベルであると自負しています。

実習風景
スキルスラボでの実習

Q2 研究に興味があるのですが、学生時代から医学研究に関わることができますか?

入学直後の時期に研究室訪問があり、医学研究分野で活躍する教員の研究の場をみる機会があります。研究に関心のある学生は、2年次以降に「研究室演習」を選択し、放課後や長期休暇を活用して、興味のある分野の研究室で教員のアドバイスを受けながら、最先端の医学研究に参加することができます。更に、5年次後半以降、医学研究者養成コースである「新医学専攻」を選択して、将来へつなげる道が用意されており、今まで研究成果を論文としてまとめた学生もいます。

研究室演習
医学類・研究室演習

看護学類

Q1 看護学類では具体的にどのような勉強をしているのですか?

看護に必要な知識は、人間の身体の構造や機能、病気に関すること、さまざまな状況での心理を理解する理論や方法、看護に関することなど幅広く学びます。また直接医療施設や保健福祉施設に出向いて実習も行います。また、専門職として一般教養も必要なので、筑波大学では総合大学のメリットを活かして、さまざまな分野の科目を学ぶこともできます。

Q2 他大学と比べて筑波大学看護学類の特徴的なものは何ですか?

本学類は、科学的根拠に基づいた看護学の確立を目指しています。講座制がないので、教員一人一人がバラエティに富んだ研究や教育に取り組めるということが他大学にない特徴です。学生にとっては特定の看護論に偏ることなく幅広い視野で学習することができます。グループワークも多いので、主体的な学習能力が養成されますし、そのために、専門性の高い、より高度な学問を推進するための大学院も設置しています。

成人看護学実習
看護学類・成人看護学実習

小児看護学実習
看護学類・小児看護学実習

Q3 資格取得について教えてください。

看護師、保健師国家試験受験資格が得られます。また所定の科目を修得することにより養護教諭一種免許状が、保健師国家試験合格後申請すれば養護教諭二種免許状が授与されます。養護教諭コース及び保健師コースは選択(選抜)制で人数の制限があります。

Q4 実習について教えてください。

まず、附属病院や学外の様々な医療・保健に関連した施設で行う「臨地実習」があります。2年次の基礎看護学実習にはじまり、3、4 年次では専門領域実習(成人看護学、母性看護学、小児看護学、精神看護学、地域看護学、高齢者看護学)へと、その質、量ともに充実していきます。さらに4年次では「総合実習」として学生自身の関心や志向に応じた専門領域を選択して実習を行い、知識や技術をさらに深めることができます。また、養護教諭のコースでは、専門領域の実習が加わります。

医療科学類

Q1 医療科学主専攻と国際医療科学主専攻の違いを教えてください。

医療科学主専攻では、医療施設で臨床検査に携わる臨床検査技師や検査技術の研究開発を目指した企業などで活躍できる人材を育成します。検査技術を中心に医療分野での専門知識と技能、臨床・チームワーク能力を養う授業・実習を中心とした教育を提供します。
 国際医療科学主専攻では医科学領域のグローバル企業、研究所などで世界的に活躍し、医学研究を通じて、国際社会に貢献できる人材を育成します。留学生と共に英語の授業・実習により学び、医科学に関する専門知識とコミュニケーション力、問題解決力を国際性の日常化の中で身につけていく教育を提供します。

 

Q2 卒業研究について教えてください。

4年次(国際医療科学主専攻では3,4年次)に行います。医学の50以上もの研究グループから提示されたテーマの中から1人1つずつ選んで行います。4年次秋学期開始前には卒業研究発表会があり、卒業研究論文集としてまとめられます。

心エコー実習
医療科学類・心エコー実習

病理実習
医療科学類・臨床薬理学実習

Q3 大学院に進学した場合、どのような研究ができるのか詳しく教えてください。

人間総合科学学術院人間総合科学研究群のフロンティア医科学学位プログラムに進学した場合には、医科学、医学物理、橋渡し・レギュラトリーサイエンスに分かれて研究がすすめられます。それぞれのコースに、多くの研究室が所属しており、その中から自分の興味がある分野の研究室で、テーマに沿って研究指導を受けます。最終的には、発表会や論文作成まで丁寧に指導しています。フロンティア医科学学位プログラムが修了したら、社会人として活躍することも、大学院博士課程に進むこともできます。