2006.2.9 『付属駒場中学校大学見学会』

  • 付属駒場中学筑波大学見学会に思う
     今年は、AT(After TX; Tsukuba Express) 2年とでも呼ぶべきでしょうか。TXの開通は、このつくばの街が、英国のCambridgeや米国のPrincetonに並ぶ学園都市に発展する条件を加えた歴史の転換点であると私は考えています。ここでいう発展とは、もちろん大きさのことではなく質の向上を意味しています。我国の大学は、東京に東京大学、大阪に大阪大学というように、大都市立地型の大学だけが歴史的にも実力的にも抜きん出ているのが現実です。日本でもCambrideやPrincetonのような環境で学問に没頭したいという良質な学生や研究者が増えていくには、TX後の「つくばスタイル」に日本中の高校生が憧れるように、私達が努力していかなければいけないと思います・・・   続きを読む

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2006.1.6 『培養血管内皮細胞によるネットワーク形成』

  • このビデオは、培養血管内皮細胞にある遺伝子をひとつ発現させると、それまではランダムに増殖し、シート状に配列する性質をもっていた内皮細胞が、網目構造を形成するようになる様子を撮影したものです(network formation)。この内皮細胞の網目構造形成は、創傷治癒やがん間質における血管新生過程の一部を反映した試験管内の現象と考えられています。病理形態学者の眼で、この様な形態形成活動を見ると様々な仮説が浮かんできます。ようやく分子生物学をベースにした生きた病理学の時代が来たとわくわくします。

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