在学生・卒業生からのメッセージ

メッセージ

沼田 小枝さん

医療科学類2年生
茨城県立水戸第一高等学校 出身

受験生の皆さん、こんにちは。医療科学類2年の沼田小枝です。今回は、私が1年次で感じたことや医療科学類の魅力などをお伝えしたいと思います。

私が医療科学類への進学を決めたのは、研究者として医科学の最前線で研究したいという夢を持っていたからです。入学前は研究室のことをまだ何も知らなかったので、自分が研究者になる未来をイメージすることはほとんどできていませんでした。しかし1年生では人体構造学や医科生化学など医科学の基盤となる講義や、医用工学など研究者になるうえで必要な機器の扱い方を習得できる実習が用意されています。加えて、医学医療系の研究室について理解を深める講義もあるので、徐々に自分が研究者になる未来をイメージできるようになってきます。更に、研究室を訪問すると教授や研究員の方々は快く迎えてくださるので、各分野で最前線を走る先生方から直接お話を聞くなど、貴重な機会を得やすい環境が整っています。

また、筑波大学は特有のクラス制度があります。1学年40人程と人数が少ない医療科学類だからこそ、担任や学類の先生方は学生と近い距離で向き合ってくれるように感じます。講義、実習、レポート、試験などをこなすのは大変ですが、みんなで協力して乗り越えようという結束感があることも特徴のひとつです。また向上心溢れた仲間が多く、グローバルな臨床検査技師になりたい、この研究室に入りたい、この病気の原因を突き止めたいなど、それぞれが志を高く持って勉学に励んでいます。尊敬する友人に囲まれて気の引き締まる環境で大学生活を送ることができています。

このように医療科学類では、周りから刺激を受けて今後の目標や進路をじっくり考えて選択することができます。まだ具体的な将来像が分からない、学びたいことが決めきれないという人も、入学してからの様々な出会いや経験を通してその答えが見つかると思います。皆さんのご入学を心よりお待ちしています。

福井 仁海さん

医療科学類医療科学主専攻3年生
私立明治学院高等学校 出身

医療科学類医療科学主専攻3年の福井仁海と申します。この度は、医学群ガイドブックを手に取っていただきありがとうございます。最後まで読んでいただけると幸いです。

新生活での最初の不安は、人間関係ではないでしょうか。私自身、友達ができるかどうかという不安とともに入学しました。しかし、医療科学類は1学年40名ほどで、さらに、ほとんど必修の授業であるため、仲良くなるのに時間はかかりませんでした。医療科学類には、臨床検査技師として働きたい人、研究職に就きたいと考えている人など、描いている将来像は人それぞれです。だからこそ、自分にはない考え方を持っている人が周りに多くいるため、様々な刺激を受けることができます。また、部活やサークルに所属している人も多いです。そのため、必修の座学や実習で忙しい中、アクティブに活動している人が多いという印象です。

2年前、臨床検査技師として病院で働きたいと思い、医療科学類に進学しました。筑波大学に入学した理由として、グローバル化が進んでおり、留学制度などが充実しているということがあげられます。入学以前から、日本よりも海外で働いた方が自分の可能性を広げられると考えていました。そのため、大学在学中に留学をしたいという思いがあり、筑波大学に入学することを決めました。さらに、大学で様々な講義を受けていく中で、自分の中に研究職という選択肢が出てきました。筑波大学では、研究が盛んに行われています。実際、早い時期から研究をさせてくれる研究室も存在します。

このように、筑波大学医学群医療科学類では、様々な選択肢があります。臨床検査技師として働きたいと考えている方だけでなく、漠然と医療に興味がある方もぜひ筑波大学医学群医療科学類への進学を選択肢に入れてみてください。皆さんの入学を心からお待ちしております。

井山 竣介さん

医療科学類医療科学主専攻4年生
私立熊本学園大学付属高等学校 出身

皆さんこんにちは。私は、医学群医療科学類医療科学主専攻4年の井山竣介です。このメッセージで筑波大学や医療科学類について皆さんに知ってもらえたらと思います。また、私自身総合学域群からの初代移行生であり、そのような視点からもメッセージを執筆できたらと考えています。

まず、筑波大学の良さを話させてください。私自身、筑波大学は第一志望ではありませんでした。そんな私が今では、筑波大学に通っていることを誇りに思っているのはなぜかというと、「筑波大学は真の総合大学である」ということに尽きると思います。私自身、入学してから他学類の友人と交流する中で様々な価値観に触れ、刺激を受けています。学生や先生方は全国各地・世界各国から集まっているためバックグラウンドの違う人々と関わることで、座学では絶対に感じることのできない学びや気づきを得ることが出来ます。このことが自分自身を一人の人間として成長させてくれています。ぜひ筑波大学に入学して、身に染みて感じてほしいです。

次に医療科学類についてお話します。医療科学類とは「臨床検査技師になるための学類だ」というような声をよく聞きますが、それは半分正解で半分不正解です。確かに医療科学類は国家試験のために必要な科目を勉強し、大半の人は国家試験を受験します。しかし、それだけではなく、医科学はもちろん、幅広い分野の知識を深く学び、専門的な知識に触れることができます。また、希望すればどの学年からでも研究室を体験することができ、先輩の研究を手伝えたり、実験を行えたりするなど、最先端の基礎医学研究を行える環境もあります。私が総合学域群からの移行先に選んだ理由の一つはこの点にあります。私は移行先を生物学類と医療科学類の2つで迷っていました。より医学的な観点から勉強したいということと、基礎医学研究を行いたいという思いがあり、最終的には医療科学類の先輩が通っている研究室を何個か見学して移行先を医療科学類に決めました。移行して間もない頃は、不安は多少ありましたが、今となっては満足しています。

現在私は現在国際統合睡眠医科学研究所(IIIS)の柳沢/船戸ラボで睡眠や神経について研究しています。IIISは機構長の柳沢さんもおっしゃっていますが、睡眠の研究施設としては世界一だと思います。恵まれている環境で研究をさせていただけていること、素晴らしい先生方にご指導いただけていることに感謝しながらこれからも筑波大学で研究を行っていきたいと考えています。

最後になりましたが、将来の選択肢として筑波大学医学群医療科学類を選ぶ選択の支えとなれば幸いです。

髙木 咲良さん

医療科学類医療科学主専攻4年生
東京都立国際高等高校出身 出身

受験生の皆様、こんにちは。医療科学類医療科学主専攻に在籍している髙木です。
本稿では医療科学類の魅力を、在校生の私から少しでも伝えられたらと思い執筆させて頂きます。

私は小学校四年生から高校入学までの5年間、アメリカの現地校に通っていた帰国子女です。そのため将来は国際的に活躍したいという思いが幼い頃からありました。また高校生の頃から生物(特に体内循環)に興味を持ち、大学受験期の私は「海外で働きたい」「医療を学びたい」という二つの漠然とした想いを抱いていました。

そんな私にとって、医療科学類は最適な環境を提供してくれる学部でした。医科学英語論文購読の基礎という授業は、英語論文の読み方(医科学分野で使われる専門用語の学習、論文構造の理解、また情報収集力など)を学べる非常に有意義な授業でした。また卒業研究は日本語のみならず、研究から発表までを英語で行うことも可能です。このように、本学類では英語に触れ合う機会が非常に多いという印象があります。

また臨床検査技師の国家資格を取得し病院就職するという進路もあれば、大学院まで進学し研究を行うなど幅広い進路の選択が可能な点は、まだ明確な進路先が見つけられなかった私にとって非常に魅力的でした。そして在学中の4年間は非常に恵まれた環境で過ごすことができます。講義は優秀な先生方による高度な内容になっており、専門的な知識を深められます。またクラス内では研究活動などに積極的に取り組んでいる向上心の高い学生などに囲まれるため、毎日刺激を受けることができます。

私は受験生の時「医学系の学類は毎日忙しそう…」という不安がありましたが、私自身も含めて、医療科学類には1年生の頃から部活動に所属している学生が多くおり、非常に充実した大学生活を送ることができます。

将来臨床検査技師として働きたい方、研究に没頭したい方、そして医学を学びたいという漠然な気持ちを抱いている方…医療科学類はそんな皆様にとって素晴らしい環境を提供してくれる学部です。

皆様のご入学を心よりお待ちしております。

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