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研究グループ
基礎研究

グループ紹介

【スタッフ】
家田真樹村越伸行許 東洙田尻和子貞廣威太郎藤田諒

医学は飛躍的に進歩していますが、いまだに多くの心血管疾患の病態生理や治療法は十分ではありません。基礎研究グループでは心血管疾患に対する新しい医療の創出を目指して、様々な疾患に対して分子生物学的、生理学的アプローチから基礎的な研究を行っています。具体的には、
❶心不全に対する新しい心臓再生法の開発
❷心臓の発生・再生・疾患を制御する分子機構の解明
❸心血管疾患と炎症・免疫の役割
❹不整脈や心筋症の病態と新しい治療法の開発

を主な研究テーマとしております。

研究紹介

心不全に対する新しい心臓再生法の開発

心臓の発生・再生・疾患を制御する分子機構の解明

当グループの家田教授は世界で初めて、マウス非心筋細胞(線維芽細胞)を拍動する心筋細胞に転換できる心筋リプログラミング遺伝子群(Gata4, Mef2c, Tbx5)を発見しました(Ieda et al., Cell 2010)。その後、ヒトでも同様の遺伝子群の同定に成功し、さらに心筋リプログラミング遺伝子による治療で、心筋梗塞マウスの梗塞巣が縮小して心機能が改善することを発表しました(Miyamoto et al., Cell Stem Cell 2018)。またこの細胞リプログラミングという新しい研究手法を応用して、心臓の発生に関わる新規遺伝子Tbx6を同定し、同遺伝子が心筋のみならず血管の形成や、さらに循環器疾患にも関与する可能性などを明らかにしました(Sadahiro et al., Cell Stem Cell 2018)。このように細胞移植を必要としない新しい心臓再生法の開発や、循環器疾患の病態解明を目指して、独創的な研究を展開しております。

将来の心臓再生医療

上段がiPS由来心筋細胞移植
下段が心筋リプログラミングによる新しい心臓再生法

心血管疾患の発症・進展における炎症・免疫機構の役割の解明

心血管疾患の原因である動脈硬化の発展や、その結果引き起こされる心筋梗塞の発症、及び梗塞後心不全に至る過程において、好中球、単球、マクロファージ、樹状細胞といった様々な免疫細胞が「炎症反応」を引き起こし、病態形成に深く関与しています。我々は、この炎症反応の心血管局所、多臓器連関、時間軸の中での制御機構を解明し、それらを統合して大きな複雑系としてとらえることを目指しています。そして、「炎症反応」を制御することによって、心血管疾患への治療応用につなげることを目指します。

心筋梗塞後の組織炎症反応

不整脈や心筋症の病態解明と新しい治療法の開発

本研究では心房細動の成因・機序・過程を実験的に明らかにし、心房細動の持続性にはどのような分子メカニズムが関わっているのかを解明し、心房細動に対する有効な予防的治療の確立を目指しています。また遺伝性不整脈疾患(QT延長症候群、Brugada症候群など)、および特発性心筋症(肥大型心筋症、拡張型心筋症など)における遺伝子変異・多型を次世代シークエンサーなどを用いて調べ、疾患の診断や突然死の予防・治療法の選択に遺伝子解析結果を役立てられるよう研究を進めています。また遺伝性心疾患モデル動物を用いて、病態を詳しく調べ、新たな治療法の開発を目指します。

心房細動の誘発

基礎研究グループで
学びたい方へ

基礎研究グループでは、研究指導もしっかりと行っていますので、実験未経験者のかた、医師以外の大学院生や学生など、どなたでも安心して、世界トップレベルの最新研究を学ぶことができます。興味のある方は是非、当グループまでお問い合わせください。

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