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研究グループ
肺高血圧症

グループ紹介

【スタッフ】
貞廣 威太郎佐藤 希美、秋山達也

肺高血圧症グループでは、肺高血圧症に対して、茨城県下で最も活動的な専門的診療を行っています。当グループは、世界に先駆けエンドセリン受容体拮抗薬が肺高血圧症を改善する知見を得ており、現在の臨床応用につながったものと自負しております。肺高血圧症は、特発性肺動脈性肺高血圧症を始めとして、膠原病・先天性心疾患・心疾患・呼吸器疾患・慢性血栓塞栓等にその原因が求められることから、肺高血圧症および肺血栓塞栓症の診断と肺血管拡張療法を主体とした内科的治療・外科的治療の適応決定を、診療各科と連携して行っています。また,慢性血栓塞栓性肺高血圧症に対する肺動脈バルーン拡張術 [balloon pulmonary angioplasty (BPA)]にも積極的に取り組んでいます。

研究紹介

当グループは、エンドセリンが肺動脈性肺高血圧症(PAH)の病態に深く関与すること、その受容体遮断薬が治療薬となる可能性を、動物実験により明らかにしてきました。エンドセリン受容体遮断薬は、現在PAH治療における基本薬として重要な位置を占めるに至りました。これまでのPAH研究を基に、下記の研究を行っています。

肺高血圧の発症・進展における細胞内シグナル伝達機構の変化の解明

肺高血圧症では、肺動脈血管平滑筋細胞(PASMC)の増殖があり、肺細動脈の狭窄・閉塞に関与しています。PASMCの増殖メカニズムに関し、細胞内シグナル伝達はどのように変化しているか、そこに関与する新たな候補分子の探索、既知の生理活性物質はどのように関与しているのかを明らかにしています。また、肺動脈血管内皮は血管平滑筋の恒常性維持にも関与しており、PAHにおける血管内皮障害は、いかにPASMCの増殖活性に変化を与えているのか、明らかにしようとしています。そして、これらの研究を通じて得られた知見を新規PAH治療に応用することを目指しています。

既存および新規薬物に対するPAH治療薬としてのスクリーニング

PAHの発症メカニズムが他の疾患と重なることがあります。その疾患に対する治療薬が、PAHの治療にも応用出来ないかを明らかにしようとしています。最近では、抗糖尿病薬であるGLP-1アゴニストが肺高血圧モデルの病態を改善することを明らかにしました(Honda, et al. Physiol Res, 2018)。これらの研究で得られた知見を、ヒトの新規PAH治療薬としてに応用することを目指しています。

肺高血圧症の病態を反映するバイオマーカーの探索

肺高血圧の臨床指標と組合せ、採血で得られた血漿をアッセイして得られる生理活性物質・miRNA発現の変動をもとに、肺高血圧症の病態を反映するバイオマーカーを見いだし、病勢の指標として応用出来ないかを明らかにしようとしています。

新規の遺伝子変異の探索とPAH発症メカニズムの解明

PAH患者から得られた遺伝情報をもとに、BMPR2等の既知の遺伝子変異以外に、新規の遺伝子変異がないかと、また、遺伝子変異が明らかな場合、いかにPAH発症に関与するかを明らかにしようとしています。

肺動脈性肺高血圧症の発祥機序の解明

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