ニュース / 論文掲載


論文掲載のお知らせ

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2021年 1月 20日

マウスの心筋は心筋直接リプログラミングで心臓線維芽細胞から真に再生することを証明

(論文掲載 2021年 5月 24日)




心臓を構成する心筋細胞は、再生能力が乏しく、心機能が著しく低下した場合の根本的な治療法は、心臓移植しかありません。しかし、ドナー不足などの問題があり、十分な治療の提供は困難です。心臓移植に代わる方法として、ES細胞やiPS細胞などの多能性幹細胞を用いた再生医療が注目されていますが、これにも、腫瘍形成の可能性、組織生着率の低さ、工程の複雑さや高コストといった課題があります。 (続き –> 筑波大学 Tsukuba Journal ウェブページ)

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EOverexpression of Gata4, Mef2c, and Tbx5 Generates Induced Cardiomyocytes Via Direct Reprogramming and Rare Fusion in the Heart
Circulation. 2021;143:2123–2125 (英語)


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2021年 5月 12日

哺乳類の胎児発生に必要な遺伝子座を発見

~Cables2と隣接遺伝子の不思議な関係~

(論文掲載 2021年 5月 12日)




私たちの体の設計図であるゲノムには、2万の遺伝子が書き込まれています。遺伝子はONとOFFを時間的空間的に正確に制御され、一つの受精卵から60兆個の細胞からなる私たちの体を作り出しています。まさに奇跡です。哺乳類の種によって染色体の数は異なりますが、遺伝子の並びは種を超えてゲノムの領域ごとに類似しています。おそらく隣接する遺伝子は異なる機能を持っていたとしても隣接しなくてはならない理由がそこに隠されているのかも知れません。その解明にはゲノムや遺伝子を自由自在に哺乳類個体で操作する必要があります。 (続き –> 筑波大学 Tsukuba Journal ウェブページ)

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Disruption of entire Cables2 locus leads to embryonic lethality by diminished Rps21 gene expression and enhanced p53 pathway.
Elife. 2021 May 5;10:e50346. doi: 10.7554/eLife.50346. (英語)


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2021年 4月 28日

宇宙空間での骨格筋の衰えは人工重力により抑制される

〜微小重力下で筋萎縮を誘発する遺伝子の発見〜

(論文掲載 2021年 4月 28日)




重力は一定の機械刺激であり、地球上の生物の進化にも影響を与える恒常的な要因です。また、骨格筋は、重力や運動負荷に対応して、その構造や代謝を変化させることができる組織ですが、急速な高齢化に伴い、骨格筋の量や機能を維持して健康的な生活を続けるための対策が求められています。一方、宇宙に滞在した宇宙飛行士には、骨格筋量や骨量が急速に減少し、高齢者と類似した症状が見られることが報告されており、筋萎縮や骨粗鬆症のモデルと考えられていま (続き –> 筑波大学 Tsukuba Journal ウェブページ)

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Transcriptome analysis of gravitational effects on mouse skeletal muscles under microgravity and artificial 1 g onboard environment.
Scientific Reports volume 11, Article number: 9168 (2021). (英語)


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2021年 2月 26日

マウス胎仔の血液を他種のものに置き換えることに成功


実験動物を用いた造血幹細胞移植は、さまざまな疾患に対する有効な治療法の開発や血液系の研究において重要な研究手法であると同時に、造血幹細胞の機能を確かめる強力な検証法の一つです。従来の造血幹細胞移植モデルは、レシピエント(移植される側)の免疫細胞を抑制し、移植するドナー造血幹細胞の拒絶反応を避けるため、あらかじめ放射線照射などの処置によって骨髄中の造血幹細胞を死滅させたマウスの静脈に、ドナー由来の造血幹細胞を注入させて作製しています。しかし、この処置は、レシピエントの寿命を短縮し、ドナー細胞の生着率を低下させる恐れがありました。また胎仔をレシピエントにして、造血幹細胞の高い生着率を得る方法は未だ報告されていません。

(続き –> 筑波大学 Tsukuba Journal ウェブページ)

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Generation of reconstituted hemato-lymphoid murine embryos by placental transplantation into embryos lacking HSCs. - Scientific Reports 11, Article number: 4374 (2021) (英語)

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2021年 2月 3日

DHODH inhibition synergizes with DNA-demethylating agents in the treatment of myelodysplastic syndromes

Key Points

• DHODH inhibition synergizes with DNA-demethylating agents in the treatment of MDS.
• DHODH inhibition enhances the incorporation of decitabine into DNA in MDS cells.


Blood Advances - Issue: Blood Adv(2021) 5 (2): 438–450
    https://doi.org/10.1182/bloodadvances.2020001461

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2021年 1月 20日

状況に応じて物の価値判断を変化させる脳の仕組みを解明

〜脳深部の線条体尾部で情報の統合が行われる〜


(論文掲載 2021年 1月 19日)




ヒトを含む動物の生存にとって、価値ある物を手に入れることは最も重要な行動の一つです。そして、同じ物であっても、動物にとっての価値は物が置かれた環境や状況によって変化します。動物はその価値を、経験や学習に基づいて適切に判断しているのです。では、どのようなメカニズムで私たちは物の価値を学習しているのでしょうか。 (続き –> 筑波大学 Tsukuba Journal ウェブページ)

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Environment-based object values learned by local network in the striatum tail
PNAS - January 26, 2021 118(4)e2013623118 (英語)


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2021年 1月 6日

筋肉の幹細胞が増幅する仕組みを解明

〜筋力低下や筋ジストロフィー治療に期待〜


(論文掲載 2021年 1月 6日)




プレスリリース 筑波大学 Tsukuba Journal ウェブページ

私たちの筋肉(骨格筋)は非常に高い再生能力を持っています。激しい運動や打撲などで損傷が起きた場合でも、骨格筋組織内にある骨格筋幹細胞の働きで、速やかに再生することが可能です。骨格筋はまた、私たちの体の動きを司るだけでなく、全身のエネルギー代謝を制御する組織としても大切な働きをしています。我が国は人生100年時代に突入したとも言われますが、骨格筋を一生涯にわたり健全に保つことは、健康で長生きする秘訣であると考えられます。

しかし、加齢や病気により、筋肉の再生が上手くいかない状態が生じます。それは骨格筋組織内に存在する幹細胞の機能や数が低下するからです。このような変容を抑制し、骨格筋を正常に保つためには、骨格筋幹細胞の増幅や性質を維持するメカニズムを明らかにすることが欠かせません。 (続き –>)

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Satellite cell expansion is mediated by P-eIF2α-dependent Tacc3 translation
Development DOI: 10.1242/dev.194480 (英語)


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25 Nov 2020

Fundamental Biological Features of Spaceflight: Advancing the Field to Enable Deep-Space Exploration.



Research on astronaut health and model organisms have revealed six features of spaceflight biology that guide current understanding of fundamental molecular changes that occur during space travel.

Cell – Volume 183, Issue 5, 25 November 2020, Pages 1162-1184

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2020年 12月 11日

Generation of KS-58 as the first K-Ras(G12D)-inhibitory peptide presenting anti-cancer activity in vivo.



In vitro data and molecular dynamics simulations suggest that KS-58 enters cells and blocks intracellular Ras–effector protein interactions. KS-58 selectively binds to K-Ras(G12D) and suppresses the in vitro proliferation of the human lung cancer cell line A427 and the human pancreatic cancer cell line PANC-1, both of which express K-Ras(G12D). Moreover, KS-58 exhibits anti-cancer activity when given as an intravenous injection to mice with subcutaneous or orthotropic PANC-1 cell xenografts. The anti-cancer activity is further improved by combination with gemcitabine.

Scientific Reports – 10, Article number: 21671 (2020) (英語)

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2020年 11月 28日

宇宙生命科学研究の国際コンソーシアム設立

〜筑波大学開発の解析技術を世界で活用〜


(論文掲載 2020年 11月 26日)




月や火星の有人探査や宇宙での長期滞在に向けた宇宙開発を進める上で、様々な生命科学分野の研究も不可欠です。これらの研究は、宇宙放射線や異なる重力環境に対する宇宙飛行士の順応や、長期滞在に伴う食糧生産などの課題解決に資するものです。また、骨密度の低下や筋の萎縮、代謝の変化など、地上で人体に起きる老化に関連した変化と類似した現象が宇宙で起きることが、宇宙飛行士や生物を対象とした研究で明らかにされており、生命科学研究にとって、宇宙研究は、地球での健康維持にも応用可能な、新しい分野として認識されつつあります。

このような研究には、各国の宇宙機関が主導する様々な実験の結果を集約・共有し、データを総合的に解析することが大切です。そこで、宇宙生命科学実験に携わる研究者が集まり、実験やデータ取得の方法を統一化するための国際的なコンソーシアム「International Standards for Space Omics Processing(宇宙オミックス解析の国際標準、ISSOP)」が結成されました。この組織には、米国、欧州をはじめ、日本も参加します。その中で筑波大学は、これまでゲノミクス解析分野での微量サンプルの解析技術や実験自動化を通してオミックス解析を先導しており、このようなデータを活用する日本国内の研究者の代表としての役割を担うとともに、これまでの宇宙生命科学の進展とISSOPの活動を紹介する総説を発表しました。ISSOPの枠組みを基盤として、国際的な研究者のネットワークによる精度の高いデータ解析が行われることで、深宇宙の有人探査を目指す研究のスピードアップが期待できます。

プレスリリース 筑波大学ウェブページ

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A New Era for Space Life Science: International Standards for Space Omics Processing
Patterns - November 25, 2020 (英語)