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病理診断科とは

病気の部分から、数ミリ台の検体を採取する「生検材料」、手術で臓器ごと病変を切除する「手術材料」、これらの標本作製と顕微鏡観察による、病名診断や、病気の拡がりを評価する業務を主に行っています。「病理組織診断」は病気の臨床像含めた医学的知識をもとに確定診断をする、医師法に基づく「医行為」です。

その他、喀痰・尿・体腔液から悪性細胞の有無を評価し、検診などのスクリーニングを行う「細胞診検査」、病気で亡くなられた方の病名診断や治療効果を検証し、死因や経過の究明をする「病理解剖」なども行っています。

こうした人体における病気の形態像を熟知し、病気の発生や特徴、治療に繋がる理研を研究し発見・発信する「研究者」としての姿も、病理医の一面です。

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病理説明外来

ご自身の病気の病理組織を直接見ていただき、病理専門医が説明いたします。標本はパソコンの画面で拡大して展開しますので、顕微鏡の操作は必要ありません。

保険適用になっておりませんので、セカンドオピニオン外来と同様の扱いになります。興味がおありの方は主治医に御相談いただき、申し込みください。外来は不定期で患者さんの後予定に合わせて日時を決定させていただきます。説明には、担当医にも同席していただき、平均30分程度の時間をいただきます。

お身体から採取された検体にある病気は、どのような姿をしているのか、どこから発生したのか、どう評価されたのか、病を理解し、治療に向かっていただくお力になれると思います。

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臨床研究に関する情報公開

(オプトアウト)

臨床研究を実施する際には、文書もしくは口頭で説明・同意を行うことが通常必要とされます(オプトイン)。
しかし、国が定める指針に基づく解釈では、臨床研究のうち、患者様への侵襲や介入もなく診療情報等の情報のみを用いて観察研究する場合は、対象となる患者さまのお一人ずつから直接同意を得る必要はないとされています。ただし、研究の実施についての情報を公開し、さらに拒否の機会を保障することが必要とされており、この手法を「オプトアウト」と呼びます。

研究のために自分のデータが使用されることを望まれない方は、各研究の担当者までお知らせください。

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