オプトアウトとは

臨床研究を実施する際には、文書もしくは口頭で説明・同意を行うことが通常必要とされます(オプトイン)。しかし、国が定める指針に基づく解釈では、臨床研究のうち、患者様への侵襲や介入もなく診療情報等の情報のみを用いて観察研究する場合は、対象となる患者さまのお一人ずつから直接同意を得る必要はないとされています。ただし、研究の実施についての情報を公開し、さらに拒否の機会を保障することが必要とされており、この手法を「オプトアウト」と呼びます。

当科の行っている研究

研究のために自分のデータが使用されることを望まれない方は、各研究担当者までお知らせください。

予後に基づく肺腺癌の病理診断を補助するAIエンジンの開発

研究対象者

対象診療科:呼吸器外科。1996年4月~2022年2月に筑波大学附属病院病理部で病理診断を受けた患者さんの内、病院で診療目的に採取された検体の研究利用のため、つくばヒト組織バイオバンクセンターでの試料・情報保管に同意を得られた患者さん。

肺がんの遺伝子異常、分子標的、薬剤感受性を予測する、組織形態、バイオマーカーの探索

研究対象者

対象診療科:呼吸器内科、呼吸器外科、腫瘍内科。1996年4月〜2027年2月に筑波大学附属病院病理部で病理診断を受けた患者さんの内、病院で診療目的に採取された検体の研究利用のため、つくばヒト組織バイオバンクセンターでの試料・情報保管に同意を得られた患者さん。

悪性リンパ腫、特に血管内大細胞型B細胞リンパ腫に関する臨床研究

研究対象者

1996年4月1日から2016年8月31日までに当院で悪性リンパ腫を疑われ、生検あるいは手術を行われた患者さん。

ヒト由来サンプルからの全自動核酸抽出に関する研究

研究対象者

• 2015年3月5日~2017年3月31日までに整理番号 H26-195「喀痰細胞診診断後残検体を用いた遺伝子解析、免疫染色による肺癌発見率向上のための研究」において、試料・情報の再利用又は提供について同意された患者さんやご家族(ご遺族)の方

• 2015年1月1日~2023年3月31日につくばヒト組織バイオバンクで検体保管のご協力をいただいた方及び説明文書「筑波大学附属病院で診療を受けられる患者さんへ」で説明を受け、気管支洗浄液の保存に同意をしていただいた方

• 2017年2月21日~2023年3月31までにつくば臨床検査教育・研究センターでの検体保管のご協力をいただいた方および説明文書「検査後に残った試料(血液・尿)の研究利用に関するお願い」で説明を受け、血清の保存に同意していただいた方

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