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H22 reports with beautiful island

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氏 名 所属/学年 研究室1 研究室2 Click▼
秋本 恵子 生命システム / D2 Lab of Cell biology
(Dr. TL Shen)
Lab of Endothelial Cell Molecular Biology
(Dr. Hsinyu Lee)


 最初の予定で何をやるのか全くわからなかったので、とても不安で挑んだが、 結果的にはこのコースが行われた1週間はとても充実した日々を送ることができた。一緒に受けた人たちは台湾大の学生だけでなく、技術職員やTA、他の大学の先生までもが一緒になって受講していて、全員が私たちに合わせて、全員が一生懸命に拙い英語で話しながら実習やDiscussionしたり、講師の先生が中国語で講義したときなど、わざわざ英語に訳して教えてくれたりなど本当に全員が一緒になってこの実習を取り組めたと感じた。1週目のLab rotetionもよかったと思うが、期間が短すぎるため仲良くなる前に次の所に行ってしまうという状況だったが、今回のCBTコースは1週間も同じ教室で同じメンバーと実習を受け、仲良くなる機会がとても多かったと思う。
 講義に関しても、大学で学んだ基礎的な原理をもう1度学び、学んだことをその場ですぐ実習に移すということが最大のメリットだと思う。とても効率がよかったので、日本に帰ってきてからもこのような形式でできたらとてもいいと感じた。

 今回、台湾に訪問したことで日本とは違う大学が視察でき、グローバルな視野で物事を考えることができるようになったと思う。正直、最初は様々なことが決まってなかったようで心配な点もあったが、現地の学生や先生方とも仲良くなり、本当に充実した日々を送れたことと貴重な経験をしたと思う。
ベトナムでの実習では教える立場にあったが、今回は逆の立場だったので、海外からみた自分自身の研究の位置づけや台湾での研究のレベルがどのようなものかがわかった上でDiscussionができ、またコミュニケーションをとる上で自分自身の英語力を痛感した。
 日本に帰ってきてからも台湾の学生とはこまめに連絡を取っており、日本のみならず海外での友達も増えたことはとても良いことであった。もし今後も台湾大へ行くような機会があれば再度訪問したいと思う。

 最後に、このような機会を与えて頂いた先生方にとても感謝します。ありがとうございました。

(報告書より抜粋)

岡田 理沙 フロンティア / M2 Lab of Cell biology
(Dr. TL Shen)
Lab of Endothelial Cell Molecular Biology
(Dr. Hsinyu Lee)


 この海外研修において、海外の研究者やたくさんの学生と幅広い議論をすることができ、視野が広がり非常に有意義であった。特にコミュニケーションについて得るものが大きかった。実際に海外に出て英語を使用し、直接会話を交わすことにより、英会話も多少なり習得できたと思うが、より詳しい議論をかわすためにはさらなる勉強が必要だと再認識させたれた研修であった。しかしながら、当初の目的とした英語力の向上よりも、この研修を通じて気付かされたことは、やはりコミュニケーションの重要性である。前述したように、将来的に研究者としてやっていくためには海外の研究者との交流が不可欠であり、英語でのコミュニケーション能力は必須であると思われる。ここでのコミュニケーション能力として、研修以前は英語力を第一に考えていたが、積極的に台湾大学の学生との会話するよう常に心がけることを通じて、何事にも積極的に取り組む姿勢や何かを伝えようとすることといったコミュニケーション能力の重要さを再認識させられた。
 また、今回の研修に参加することによって、様々な人々との交流を深めるこができた。帰国後も交流を続けることを通じて国際的なネットワークを築いていきたいと考えている。
・・・
 この研修において、快く受け入れてくださりかつ幅広い議論と見学の機会を下さった国立台湾大学本学の先生方および学生のみなさま、様々な手配をしてくださった大根田先生、入江先生およびインターナショナルオフィスの方々、さらにこのような海外研修に行く機会を下さった本学の先生方に心より御礼を申し上げます。

(報告書より抜粋)

趙 陽 生命システム / D1 (Lab of Dr. TK Li) Laboratory of ImmunoHistochemistry
(Dr.TL Shen)


 2010年8月22日から9月4日までの2週間、武者修行として、我々7人は国立台湾大学(NTU)に短期派遣されました。両大学間、医学系の交流は今回が初めて、行く前にどんな感じになるか誰も分からず、心配しましたが、実際に行ってみると非常にいいプログラムでした。
今回の短期派遣プログラムは大きく前半1週目のラボローテーションと後半2週目のサマー学習コースに分けます。前半のラボローテーションは修士と博士の学生1人ずつで二人組を組んで、2つのラボを選んで、2日間ずつラボに入り込み、NTUの学生たちと一緒に実験をしました。後半のサマー学習コースは実際NTUで行われている実習に参加し、現地の学生たちと一緒に実習を受けました。
・・・
台湾の学生と協力し合い、一緒に行うことにより、親交を深めました。いい思い出にもなりました。

 今回NTUへの2週間の短期派遣では、一番良かったのは台湾の学生の親切さでした。皆さん非常にいい人で、とても優しくしてくれました。台湾の学生たちと友達になれて、とても良かったと思います。

(報告書より抜粋)

小林 里美 フロンティア / M2 (Lab of Dr. TK Li) Laboratory of ImmunoHistochemistry
(Dr.TL Shen)


 今回の短期留学は今年初めて始動したプロジェクトで、行く直前まで詳しい内容が分からず不安な面も多々ありました。しかし、ふたを開けてみると非常に貴重な経験ができたと思います。当初の自分の目標である二点①英語を通じたコミュニケーション能力の向上、②自らの研究に繋げられるような技術、論理といったきっかけを発見することに関してはどちらも達成したのではないかと感じています。 ①に関しては、多くの友人を得たことからも明らかです。国立台湾大学の学生たちは、本当に親切に私たちの面倒を見てくれました。毎日の食事の面倒から、観光案内までしてくれ、あまりに親切なので「疲れないか」と聞いたところ、「重要なのはあなたたち(私たち日本人留学生)がenjoyしているかどうか」と快く言ってくれたことが非常に印象的でした。今度彼らが日本に来たら真っ先に駆け寄りたいと思います。私たちの関係は、二週間という短い期間ではありましたが、一回限りのものではなく、間違いなく未来に繋がる関係を築けたと確信しています。それが、研究という一つの分野を通じて成し得たものだという点を考えると、今回の国際交流の全体的な目標は達成されたのではないでしょうか。私たちは今後、互いを理解し合うためにさらに語学勉強に力を注いでいかなくてはならないと感じました。また、この交流を絶やさずに、より緊密に、具体的に研究交流を進めていくことが重要だと思います。
 最後に、このような素晴らしい機会を与えてくれた日本、台湾両国の先生方に厚く御礼申し上げます。有難うございました。

(報告書より抜粋)

秋山 雅博 生命システム / D1 Laboratory of Plant Molecular Biology & Virology
(Dr. Shin-Shun-Lin)
Molecular Biology Lab
(Dr.ST Ding)


Lab rotation (1)
Laboratory of Plant Molecular Biology & Virology
SHIH-SHUN LIN
experiment
植物よりRNAを抽出し、ノーザンブロットによって抽出したRNA中のmiRNAを検出した。

Lab rotation (2)
Molecular biology Laboratory
Stone S.T. Ding, PhD
experiment
1、DHAによる脂肪細胞への脂肪酸の取り込みの抑制効果をOil Red O stainによって確認した。
2、マウス大腿骨の骨髄から間葉系幹細胞を培養し同定した。
3、マウスの脂肪細胞からPreadipocyteを培養、同定した。

CBT Summer Course: Animal
国立台湾大学の学生とペアーを組んで、リアルタイムPCR, 組織免疫染色、細胞免染色、タンパク質精製を行った。

(報告書より抜粋)

伊東 郁恵 フロンティア / M2 Laboratory of Plant Molecular Biology & Virology
(Dr. Shin-Shun-Lin)
Molecular Biology Lab
(Dr.ST Ding)


 今回の国立台湾大学への研究教育交流短期派遣で、2つの研究室でのLab Rotation、CBT Summer Courseを通して多くの貴重な体験をさせて頂いた。日本での自分の専攻分野とは異なる分野を学ぶことで、ヒト、植物、ヒト以外の動物と対象は異なっても、サイエンスの基本となる部分は同じであるということを学び、私自身の考え方は柔軟性に欠けていることを痛感し、非常に勉強になった。
 Lab Rotationでは、Plant Molecular BiologyとMolecular Biology (Animal)の研究室にお世話になった。Plant Molecular Biologyでは、植物には抗体などの免疫システムが無いこと、microRNAについての研究は植物の分野でとても盛んなことを学んだ。Molecular Biology (Animal)の研究室では、対象がブタなどの動物であること以外は、遺伝子の機能解析の研究アプローチはヒトと共通であることを学んだ。植物と動物の研究を知ることでhomologous gene研究の大事さを理解した。
 CBT Summer Courseでは、バイオテクノロジー実験技術を学んだ。Immunofluorescence StainingとPCR-DGGEは、初めて実際に経験する実験技術だったので、実際にやってみてとても勉強になった。他の実験についても、実際にやってみると実験技術についての理解ができていないことを実感した。国立台湾大学の学生との交流を通して、良い刺激をたくさん受け、本当に素晴らしい体験をすることができた。この経験をこれからの自分の研究に活かしていきたい。
・・・
 今回の国立台湾大学への研究教育交流短期派遣では、たくさんの方々にご協力いただきました。熱心に指導をしてくださった国立台湾大学の先生方、Lab Rotationを受け入れてくださった研究室の方々、見学させていただいた各施設のスタッフの方々、さらにその関係者の方々に深く感謝いたします。

(報告書より抜粋)

水口 萌子 生命システム / D1 Laboratory of Plant Molecular Biology & Virology
(Dr. Shin-Shun-Lin)
Laboratory of ImmunoHistochemistry
(Dr.TL Shen)


 国立台湾大学への短期留学を通して、英語によるコミュニケーションの重要性を身にしみて感じました。そして自分の意見を持つことの大切さ、環境に応じて臨機応変に行動することを自覚する良い機会になりました。また、語学以上にコミュニケーションをとろうとする意欲が大切であることも身を持って体験しました。戸惑っている私に対しても現地の先生方や学生の方々はとても親切に対応してくださり、実験や研究に対する姿勢だけでなく人間性においても見習うところが非常に多くありました。この短期留学をきっかけに自分の価値観が大きく変化し、今後の進路に関して広い視野を持つことができました。思い切って参加して良かったと思います。

(報告書より抜粋)