大学本部が実施する就職支援活動を補完するために、「より院生に密着した支援活動」を実施しています。
平成20年度からはキャリアパス教育としてカリキュラム化し、年2回の就職支援・キャリアパスセミナーを開催しています。
キャリアパスセミナー
目的
キャリアパスセミナーの目的は下記の3つです。
- 1)自身の修士論文研究の目的や社会的意義を領域外の人に説明できる
- 2)自身の将来計画を説明ができ、その実現のための具体的方策を提言できる
- 3)自身のキャリアについて、社会人と意見交換することができる
セミナーの方針
各方面で活躍されている外部講師陣による講義・面談、及び、グループディスカッション・グループ面接・ライティングなどの実習を実施します。どのような医療人を目指すべきか、そのために修士課程で何をどのように研究・学習すべきかを考える機会とし、さらに他人に口頭でも記述でも伝えられるように伝達技術を磨く機会とします。具体的な内容は下記の3つです。
- 1)卒業生や社会人による体験談(キャリアパス形成)講義
- 2)卒業生・先輩・教員・同級生とのグループディスカッション
- 3)グループ面接やライティングの練習
概要
上記内容のキャリアパスセミナーを年数回の講義[医科学セミナーV(キャリアパス)]として実施します。多種多様のキャリア構築に対応できるように、さまざまな分野の卒業生にご協力いただきます。本専攻は、前身の医科学研究科も含めると30年を越える歴史を誇り、若手からベテランまで、他医学系大学院にはない、多くの卒業生をもちます。本セミナーではその特色を最大限に活用します。本セミナー担当教員は本専攻の卒業生を中心に構成されており、希望キャリアの講師が招聘されなかった場合にも、気軽に相談し、同期生などを紹介してもらえる体制となっています。なお、通常は日本語で行いますが、留学生のための英語版も別途行います。
日程と実施内容 (2018年度)
第1回 オリエンテーション(日本語および英語)
日時 | 2018年4月(日本語:13日、英語:16日) |
---|
第2回 卒業生を交えたグループディスカッション(日本語および英語)
日時 | 2018年7月(日本語:14日、英語:9日) |
---|---|
講師 | 卒業生9名(日本人6名、留学生3名)[製薬2名、医薬開発1名、JAXA研究員1名、臨床検査技師1名、高校教員1名、博士院生3名] |
第3回 グループワーク(日本語および英語同日開催)
日時 | 2018年11月15日 |
---|---|
講師 |
|
講師 | キャリアパス担当教員 |
※英語は日本語での受講が難しい留学生用です。
キャリアの実現を支援する言語化促進システム GLidD
大学院課程で学ぶ経験はこれからの長い人生の先行投資です。だからこそ、学生がフロンティア医科学専攻での学問や研究を通じて行ってきた経験を自らの認識と言語で正確に表現し、「自分のものにしていくこと」が必要になります。本専攻ではオンラインシステムであるGLidDを通じて、学生が修得した学び・経験、また普段言語化して認識する機会が限られている自らのビジョンや将来のキャリアイメージを言語化することができるよう支援します。