国際交流

筑波大学は、国際的な学術交流によって、学術研究水準の向上を図り、国際的視野を持つ人材の養成を目指しています。この目的達成のため、外国の大学及び国際連合大学高等研究所との交流協定を結び、学生や教員の海外派遣、単位互換制度、外国人教師の受け入れなどを行っています。また、外国人留学生の受け入れも積極的に進めています。フロンティア医科学専攻の所属する医学部門では、エディンバラ大学(英国)、ボルドー大学(フランス)、ボン大学(ドイツ)、国立台湾大学、ベトナム国家大学ホーチミン校と主に教育研究交流をすすめています。

1.NTU-Tsukuba Long Distance Course

平成22年度より、インターネット回線を使った筑波大学と国立台湾大学の相互交信型の講義を行っています。この講義の目的は、国際的な研究交流の活性化、サイエンス分野でのコミュニケーション能力の育成、生命科学の有効利用法の探索で、コースは、国立台湾大学および筑波大学教員による講義、大学院生による論文発表と討論、応用に向けての討論からなっています。

NTU-Tsukuba Long Distance Course

2.サマースクール(@筑波大学)

世界各国(イギリス、インドネシア、フランス、台湾、ドイツ、日本、ブラジル、ベトナム)の大学に所属している学生を招へいし、配属希望先研究室にて実験・研究に励みました。期間中、高橋智教授(医学医療系)、Louis J Irving助教(生命環境系)による科学セミナーを受講し、最先端科学について学ぶとともに、Thomas Mayers助教(医学医療系Medical English Communications Center; MECC)による英語プレゼンテーションについての講義を受けることで、英語で発表、討論する力の強化を図りました。さらに、本学体育系で毎年企画、運営されているTsukuba Summer Institute(TSI)と合同で、柔道、剣道、弓道の武道体験学習会を実施しました。週末にはつくば市内にある宇宙航空研究開発機構、筑波実験植物園を訪れ、つくばサイエンスシティを体感した後、本学学生と一緒にBBQパーティーを行い、楽しい時間を共有することができました。
本プログラムを通じて、本学のさらなる国際化を促進するとともに、本プログラム参加者が、本学の魅力を体感し、近い将来、本学の大学院生として戻って来てくれることを期待しています。

配属先研究室での実験風景

講義の様子

武道体験学習の様子

成果発表会の様子と優秀発表者賞受賞者たち

歓送迎会の様子

筑波大生との交流イベントの様子

3.サマースクール(@国立台湾大学)

フロンティア医科学専攻の大学院生が国立台湾大学に2週間派遣され、研究室での実習とCBTサマーコースの講義に参加しました。

サマースクール(@国立台湾大学)

サマースクール(@国立台湾大学)

サマースクール(@国立台湾大学)

サマースクール(@国立台湾大学)

参加者の感想

台湾サマースクールから学んだこと 三浦 昌祐

最初の1週間はラボに配属され、次の1週間で実習と講義のプログラムを受けてきました。1週間というとても短い期間でしたが、つくばでの研究室で行っている実験とは全く違う分野について学ぶことができました。2週目の実習は台湾の学生とペアになって行ったため、実験中の手順の会話などのコミュニケーションの面において大きく成長できたと思います。英語が苦手で、自分から進んで話す機会を避けてきていましたが、今回英語を話さないと何もできないという環境に身を置くことで、自分の英語における無力さを改めて痛感し、自分からコミュニケーションをとる姿勢を学んでくることができました。とても学んだことが多く有意義な短気派遣でした。

台湾サマースクールから学んだこと

短期派遣 In 国立台湾大学で感じたこと 増田 勇人

短期派遣 In 国立台湾大学で感じたこと

2週間の台湾サマースクールを経て、私は台湾と日本の学生の違いを実感させられました。彼らは英語を話すことに慣れていて、普段の会話からディスカッションまで流暢に英語を話します。私も自然とそれを見習って英語で話すことができ、また語彙力の少なさからもっと上手く英語を話せるようになりたいと思いました。また、研究に対しても常に前向きで実験も自信をもって取り組んでいます。その上でスポーツをしたり買い物をしたりと充実した生活を送っていました。彼らの「よく学び、よく遊ぶ」という姿勢を模範とし、これからの私の日常生活に活かしていきたいと思いました。

Summer School in NTU 日髙 操希

今回の台湾研修は沢山の人からの厚い支援を頂き実現しました。私はこの研修で、国は違えども研究を学び考える、という同じフィールドに立つNTUの学生の、日頃からの研究に対する姿勢・優れたコミュニケーション能力・将来に対する明確なビジョンを目の当たりにし、同世代の学生とは思えないモチベーションに目的意識の強さを感じました。

このプログラムの魅力は知識だけでなく、NTUの学生との友情も深めることが出来ることだと思います。二週間という短期間で尊敬できる友が出来たこと、とても嬉しく思います。語学面・研究における知識面すべてにおいて成長した姿でNTUの皆さんにお会いしたいです。それが今の私のモチベーションに繋がっています。

Summer School in NTU

今夏、台湾がアツかった!! 福岡 準也

今夏、台湾がアツかった!!

私が台湾で経験した3つのアツかったことを紹介します。1つ目は何より暑かったこと。台湾では夜も蒸し暑くて、クーラーが無いと寝ることが出来なかったです。2つ目として、台湾人は実験にも遊びにも熱かったということです。NTUの学生は言うまでもなく優秀で、実験に対して熱心である一方、遊びに対しても全力でした。正直、フェアウェルパーティーでのダンスはついていけなかったですが、何事も全力で取り組む姿勢は見習いたいです。最後に、NTUの学生は教授をイジり、またイジられた教授も楽しそうにしていました。つまり3つめは、教授を扱った…。そんなアツかった台湾を経験したい人の応募をお待ちしております!

海外の研究を知ること 井上 尚哉

研究をすることは、国際競争をすることである。故に、院で研究をする私は海外の研究姿勢を知る必要があり、派遣を志望した。

この派遣で、研究の質がコミュニケーションにより向上することを一番に学んだ。私のTFは、初日に会話もなく、実験もプロトコルを渡すのみだったが、積極的に話しかけるうち互いにディスカッションが出来るほどになった。それ故研究の指導、理解、考察が深まった。

また、海外のラボは未知の宝庫だと思う。自分の知らない技術や考え方を盗むことができる最適な場所であるからだ。さらに、ラボで得た絆はネットを通じて続き、自分を鼓舞させる存在となった。台湾派遣は国際的な考え方を学ぶ絶好の機会であろう。

海外の研究を知ること

国立台湾大学への短期派遣に参加して 白田 沙織

国立台湾大学への短期派遣に参加して

今回の短期派遣では特に、語学の重要性を実感しました。それは、現地の学生が、台湾語・英語、人によっては日本語やフランス語等を習得していたからです。日本という島国にいると気づきにくいですが、同世代でも世界に目を向けると2か国語はもちろん、3か国語以上を習得している人も多くいました。そこで私は、どんな道に進んだとしても英語は必須であることを強く感じさせられ、今後は、専門分野の他にもっと語学を学ばなければならないとも思いました。

また、今回の短期派遣では、観光が目的の旅行では得られなかったであろう、とても貴重な経験や友達を得ることができました。ぜひ、この貴重な機会を経験してみてください。

台湾で見つけた自身の課題 原 彩美

海外の研究室を経験し、英語を使わなければならない環境に身を置くことで英語力も向上させられるのではと感じ、このプログラムに参加しました。
最終日のプレゼンでは、英語でなかなか自分の想いを伝えられない歯痒さもあり、自分の英語力の未熟さを身に染みて感じたりもしました。今の自分が海外に出たときどの位思いを伝えられるのか、それを知るよい機会にもなりました。その一方で、大切なのは躊躇せずに自分の意思を伝えようとする思いなのだとも感じました。今の自分にはできないと決め付けず、まずは一歩踏み出してみる…その挑戦が自分を成長させるのだと思います。
NTUの学生の皆様の優しさに触れ、毎日のように食事に連れて行っていただいたりなど、プログラム以上の経験もありました。英語を通して多く人と出会い、台湾の文化を知り、視野も広がりました。このプログラムで得た経験は、今の研究生活でも大きな支えとなっています。

台湾で見つけた自身の課題

台湾派遣で得たこと 工藤 華枝

台湾派遣で得たこと

私は、自分の所属する研究室以外、しかも海外で手を動かす機会は貴重だと思い、このプログラムに参加しました。前半1週間に配属された研究室では、筑波大学での研究活動で扱ったことのない細胞や実験手法に触れることができ、新たな領域の専門知識や実験手技を獲得できました。後半1週間の生物実験実習では多国籍のメンバーで構成された班単位での活動がありました。実験の原理や操作方法を英語で説明するのは大変でしたが、専門用語を交えた英語でのコミュニケーション能力向上につながりました。
また、期間を通して現地の学生が日常生活や週末のアクティビティなどを非常に手厚くサポートしてくれたおかげで、観光や食事も楽しむことができ、充実した日々を過ごせました。一緒にこのプログラムに参加した筑波大生、国立台湾大学の学生、ほかの大学の学生との繋がりができたことも、大きな収穫となりました。

NTU Summer Programを通して学んだこと 佐藤 悠樹

私は、英語能力の向上と異分野研究への挑戦を目的に本プログラムに参加しました。大学四年間、多くの留学生がいる環境にも関わらず、交流することを拒んだ私にとって、英語のみの環境に飛び込み、さらに研究を行うことは大きな挑戦でした。
案の定開始当初は、言語の壁を感じて受動的にしか行動できませんでしたが、生活面のTAや研究室のメンバーが積極的にコミュニケーションをとってくれ、実験の合間に飲食店や観光地に連れ出してくれたおかげで徐々に関係が築け、自ら進んで交流し議論もできるようになりました。この結果、研究も日常生活もとても充実したものとなり、台湾の人の温かさを感じると共に能動的な姿勢の重要性も痛感しました。
当初の目的を達成できただけではなく、異文化交流によって違う価値観に触れられたこと、そして何より、共に高め合える友人を得た本プログラムへの参加は、私に新たな視点を与え、成長させてくれる良い機会となりました。

NTU Summer Programを通して学んだこと

じゃあいつ留学するか? 小田 諒太

筑波大学の強みと言えば何でしょう?スポーツ?広いキャンパス?研究施設?私はやっぱり国際的な取り組みに力を入れているところだと思います。その証拠に筑波大学は多くの留学生を受け入れているし、様々なプログラムで学生を海外に派遣しています。その代表的なものがこれ、サマースクールプログラムです!真面目なプログラム内容は広報委員の方々や他の参加者がしてくれると信じているので、俗物的な話をすると、なんといっても自己負担費が破格の安さなのです。「短期留学」という名目のプログラムなので、滞在中は研究室に所属して研究を行うし、成果発表も行います。しかしそれ以外の時間は現地の学生と一緒に街を巡ったり、パーティしたり、スポーツ観戦をしたりと、「観光」としての側面も大きいのです。2週間という滞在期間も長すぎず短すぎず、留学に興味はあるけどあと一歩が踏み出せない、という方にこそおすすめのプログラムです!

じゃあいつ留学するか?

4.ボルドー大学 Neuroscience Master Course への派遣

フロンティア医科学カリキュラムにボルドー大学での受講科目を開設し、フロンティア医科学専攻の大学院生をボルドー大学へ派遣するシステムを整備しました。

ボルドー大学 Neuroscience Master Course への派遣

修士1年秋に、ボルドー大学での2週間の講義neuroscientific communicationと2か月半の神経科学研究室でのインターンシップに参加し、ホームステイをしながら3か月間のフランス留学を行いました。

講義は、毎授業ごとに課題に対するプレゼンを行う積極性が問われる授業形態であり、生徒からの発言が絶えない授業に面白さと新鮮さを感じました。授業最終日には班ごとに1つの論文を発表するoral presentation testがあり、クラスメイトとランチや放課後の時間を利用して2週間徹底して読み込んだ記憶があります。

インターンは、INSERMという施設にある神経科学研究室で、主に電気生理学の手技を学びました。新しい手技を学びたいと思いこの研究室を選びましたが、研究立ち上げに参加させてもらうことも出来、私にとって新分野である電気生理学の専門英単語が行きかう中で刺激的な2か月半を過ごすことが出来ました。私自身のアイディアや技術を求められ、その案が採用されたときには遣り甲斐と喜びを感じました。

英語のみの環境に身を置き研究を行うことは、英会話に苦手意識を持っていた私の大きな挑戦でしたが、ボルドーの街や人の優しくゆったりした雰囲気のお陰で、充実した3か月になりました。ホストファミリーが勉学だけでなく文化も学んで欲しいと、休日には一緒にブドウ畑の広がるシャトーや湾岸沿い、有名な建築物などに行ったり、ポルトガルやスペインなどにも足を運び、現地の人たちと一緒に様々な文化に触れました。日本にいると英語が遠い存在になりがちですが、言語には壁はなく、行動してみること・好奇心を持つことが大事だと感じました。

「すべてにYESを」と挑戦する覚悟で臨んだ3か月間で得た友人、知識、経験は帰国後の私の今後の自信となっており、勉学のみならず生き方をも学べた最高の時間となりました。

scientific communicationを一緒に受講したクラスメイトたち。バルセロナでわからないことを教えてくれた家族の方と一緒に観光した時の写真。Neuroscience laboratoryのチームメンバーとの写真。

ボルドー大学留学体験記 岡崎実那子

新しい「世界」を体験すること

海外への憧れと新しい環境へ飛び込んでみたいという思いがありました。さらに、神経科学を専門的に学べるこのプログラムは、今後の研究生活にも役立つと考え、ボルドー大学への留学を決めました。

前半2週間の講義では、自分の実力不足に心が折れそうになりながらも、モチベーションが高い周りの学生の影響を受け、必死に考えを伝えようとする姿勢を学びました。2ヶ月半の研究室インターンシップでは、将来的な自分の研究への応用を見据えて、電気生理学の実験手技の習得を目指しました。また、カンファレンスや他研究室の見学など、様々な観点から神経科学を学ぶ機会にも恵まれました。

休日には自然に囲まれてゆっくりしたり、ワインやチーズを堪能したり、周辺各国へ一人旅をしたり、デモやストライキを見たり(巻き込まれたり)、現地ならではの経験をして、新しい考え方や文化に触れる面白さ、それによって物事の捉え方が広がることを体感しました。

慣れた環境から一人で出て行くのは大きなチャレンジでしたが、研究室探し等の留学準備も含めて、多くの学びがありました。なかでも、留学を通して、世界で起こる様々な出来事をより身近に感じることができるになったのは大きな収穫でした。フランスや旅行先で出会った友人とは現在も連絡を取り続けていて、日本にいても国際交流の機会を持つことができています。これから地球規模での取り組みが求められる社会において、多様な価値観や背景を持った人と関わったり、新しいことに挑戦したりする機会に、今回の経験を活かしていきたいです。

生涯の宝になる貴重な経験をさせて頂き、心から感謝しています。

ワインドリンクバーを初体験 砂丘で大自然を堪能

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