感染症危機管理を学ぶ
感染症の制御をめざして

概 要
近年、感染症の脅威は世界規模で深刻化しており、新興・再興感染症の発生が相次いでいます。これに対し、感染拡大時の初動対応の遅れや、情報発信・医療体制の不備が、感染症の被害を拡大し、社会的・経済的損失をもたらしています。加えて、超高齢化や都市集中といった社会構造の変化が感染症リスクを複雑化させており、個別領域の専門性だけでなく、学際的視点と社会実装力を備えた人材の育成が急務となっています。
感染症危機管理学分野では、協働大学院として、筑波大学と国立健康危機管理研究機構(JIHS)、国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所(NIBN)が参画し、感染症に関する基礎研究、社会実装、危機管理を柱とし、国際的に感染症対策を牽引できる高度専門職業人およびグローバルリーダーの育成をめざします。
特 徴
感染症研究の最前線を支える研究力の涵養
感染症に関する基礎研究を通じて、感染症の拡大メカニズム、生態系との相互作用、社会構造への影響を多角的に理解し、科学的卓越性と革新性を兼ね備えた研究者を育成します。
産官学連携による社会実装力の強化
多分野のステークホルダーと連携した感染症R&Dを推進します。現場で即応できる実践力と、政策提言や製品開発など社会実装に直結する行動力を養成します。
未知の感染症に対応できる専門人材の育成
初動対応を担う研究者・医療者・行政官が連携し、国際機関や公的機関でのインターンシップやフィールドワークを通じて、「未知の感染症」への即応性と課題解決能力を備えた実践的専門人材を養成します。
感染症制御に向けた政策提言とリスクマネジメント、リスクコミュニケーション能力の涵養
科学的知見に基づき、感染症による社会的影響を捉えた政策提言、リスクマネジメント、及び的確なリスクコミュニケーションが可能な戦略的思考力を養います。
グローバルな視点を持つリーダーの育成
国際的な感染症対策の最前線で活動するためのリーダーシップと国際感覚を養い、地球規模の課題に対応できる人材を養成します。
感染症危機管理学 主任

川口 敦史
E-mail :ats-kawaguchimd.tsukuba.ac.jp
