筑波大学消化器外科

筑波大学消化器外科

研究紹介

再生医療グループ

再生医療グループ

臓器移植は慢性的にドナー不足であり、その代替医療として、細胞移植・オルガノイド(臓器原基)移植に注目が集まっています。これは、「(様々な細胞へ分化する可能性を秘めた)幹細胞を抽出あるいは作成して、目的の細胞/臓器を創出する」というものです。

主に取り組んでいる研究紹介

羊膜幹細胞を使用した再生医療

臓器移植は慢性的にドナー不足であり、その代替医療として、細胞移植・オルガノイド(臓器原基)移植に注目が集まっています。これは、「(様々な細胞へ分化する可能性を秘めた)幹細胞を抽出あるいは作成して、目的の細胞/臓器を創出する」というものです。
幹細胞としては、様々な細胞が研究されていますが、私たちは羊膜の幹細胞に注目して、肝臓への分化を試みる研究を行っています。
産科との共同研究として、筑波大学附属病院で帝王切開を受けられる方にご協力いただき、帝王切開後の臍帯・羊膜から幹細胞を採取しています。帝王切開後の組織を利用しているため、母体や胎児に影響は全くありません。これらの幹細胞から再生医療の動物実験モデルとして、肝分化誘導、肝オルガノイド(肝原基)作成、ヒト肝細胞移植動物モデル、異種移植免疫などのテーマで研究を行っています。

重症免疫不全ラットを用いたヒト化動物モデルの作成

私達は、中国科学院のHui教授との共同研究のもと、重症免疫不全ラットを用いて、ヒト化肝臓ラットモデルの作成を目指した研究も行っています。ヒト化肝臓動物は、創薬や免疫、疾患モデルとしての利用が期待されています。

本研究に対しては、様々なヒト由来細胞(羊膜由来細胞以外にも、iPS細胞由来細胞、前駆細胞、肝細胞など)を用いて、移植モデルの確立を目指しています。 また、移植免疫にも着目しており、非リンパ球系の拒絶因子としてのマクロファージの役割にも注目しています。 移植免疫に対する研究は、より優れた疾患モデルの作成や、新しい免疫寛容を目指した移植治療につながると期待しています。